昨日朝、東京を出発して会津若松に帰って来た。
磐越道の雪は深かった。
いつものように病院の駐車場に車を止めて病室に向かう準備をする。
長靴に履き替え、厚手のジャンバーとマフラー、手袋で身を包む。
両手には大きなカバン。仕事の書類、生活用品、着替え、食料品など。重みで手が痛む。
いつものことだ。
3分ほどの距離だがなかなか前に進まない。
息がまっ白い。滑らないようにマリ子に注意を促す。
たまに足を雪に滑らすが転ばない。マリ子も随分雪道に慣れてきた。
9日ぶりの病院は懐かしかった。
「元気でいて欲しい」。エレベーターに乗り込むときに祈った。
10階のナースステーションに立ち寄ると看護師さんたちが笑顔で迎えてくれた。
「昭子さん朝からずーっと待ってましたよ」。
1025室に入ると母はテレビを見ていた。
二人を見るとにこっと笑い「お帰り。大丈夫だったか」と口パクした。
幾分痩せたように感じた。
今回は5泊出来ることを伝えるとまたにこっと笑った。
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