昨日雪の会津若松に戻って来た。四日ぶりだ。
アルファードの中は大山千代子さん(友人・池袋旬鮮女将)が築地市場で仕入れた刺身と辛子明太子でいつも以上にぎゅうぎゅう詰めだった。千代さんが母に食べてもらいたいと忙しい中用意してくれた。
千代さんは会津田島に二度泊りに来て頂いた。母が東京に来た時も千代さんの店で盛り上がった。
池袋まで魚を頂きに伺うと、「お母さんによろしくね。美味いの食べて元気になって欲しいね。
親のためにこんなに頑張る子供を見たことないよ。あっちゃんもマリちゃんも頑張ってね」。
励まして頂いた。千代さんの目は真っ赤だった。
いつもなら駐車場からマリ子と二人で荷物を抱えて歩くが今回は病院の前に車を止めて荷物を下ろした。
活きのいい刺身たちをフラット台車に載せて10階の病室に運んだ。
病室では母が到着を待っていた。発泡スチロールのふたを取って母に見せるとびっくりした表情になった。最近見せない満面の笑みだ。心の高まりが伝わって来た。
「うまそー」。勢いよく口パクした。子どものように喜んだ。
「食うか?」。
「食う!」。
マリ子が刺身を母の口に運んだ。
「美味いなあ!」。みんなで笑った。病室がパッと明るくなった。
千代さんありがとう。
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