彼は私より6歳下で従妹(真由美)と同級生。田島中学校では従妹と同じ卓球部。叔父(大山宏・KA教育相談役)にも指導を受けたという。田島の消防団員としても活動され町に貢献している。「消防団に入ると様々な職業の人たちが集まるので大変勉強になります。町は景気が悪い。雇用もなく学校を卒業するとみな町から離れてしまう。町の広報誌を見ると生まれてきた子どもより亡くなられた方の方が毎月多い」。現状を聞いて辛い気持ちになった。
「田島に企業を誘致してはどうか」と考えている地元民が少なくないという。自然が豊か。空気がきれい。水が美味い。米、酒も最高。何より自然災害が少ない。2年前の大震災でも50キロ離れた地域が震度6強だったのに会津田島は5弱。地盤が強い。台風もこの辺りに来るころには勢力が弱まる。雪も昔に比べたら少なくなった。犯罪など無縁だ。
最後に彼は言った。「もっと町と町民が一体となって課題改善に取り組まないといけない」と。
彼のお子さんも高校卒業後、長男は東京。二男は宇都宮。今はお母さんと二人暮らし。地元に働く場があったら残る若者も多いだろう。奥さんは気さくで優しい方だった。近所のスーパーに勤められていた。身体が不自由な母(昭子)も買い忘れがあると奥さんに電話して帰りに持って来て頂いた。お世話になった。奥さんが亡くなられてもう6年になるという。彼は男手ひとつで二人の子どもを一人前に育てた。立派だ。なかなか出来ることではない。子どもたちともたまに会う。いつも笑顔で挨拶してくれる。素直でいい男に成長した。
みんなで知恵を出し合って町を発展させたい。がんばっぺ!南会津!。
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