昨日主治医の坂井先生と面談した。
坂井先生は年齢は若いが冷静沈着で相手に気づかう優しさを持った医師だ。
こんな先生に担当頂き母も喜んでいる。
先生から再度未分化癌の恐ろしさを伺った。
進行が早いため、いつどうなるか全く予想がつかないという。
その時が年内に来るのか。年明け直に来るのか‥‥‥。涙が溢れた。
宣言する先生もきっとつらいであろう。
「放射線治療は副作用も少ないので。一緒に頑張りましょう」。精一杯励まして頂いた。感謝。
病室に戻ると母がベッドに横たわっていた。放射線治療の成果なのか幾分顔色がよく見えた。
母の首の左側を触った。大きなしこりに触れた。こいつのせいだ。
腹立たしい思いが湧き上がってきた。憎い。消えてくれ。
12月初め、マリ子が母に電話した。母は声が出にくいと言った。病院に行くよう勧めた。
木村先生に診てもらっているという。いつもお世話になっている母の主治医だ。
何度も救っていただいた。名医だ。母の信頼この上ない。
風邪だからすぐ直ると母は言った。その後すぐに倒れた。
あの時、何かできなかったのだろうか。悔やまれる。自分を責めた。
叔父も叔母も耳鼻科に行くことを勧めたが、母は「大丈夫だ」と言って行かなかったそうだ。
坂井先生に打ち明けた。「未分化癌は内科医ではわかりません。もっと早く来てくれていたら‥‥」と。
負けるもんか!!
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