朝、玄関の周りを掃き掃除する。そうじは気分がよい。スッキリする。「よーし、今日も一日頑張るぞ」と意欲が湧いてくる。そうじをしないと顔を洗って歯を磨いても、何となく心が晴れない。この家が完成して3年になるが、毎日必ず家の前に数本タバコの吸殻が落ちている。落ちていない日はない。口紅がついているときもある。タバコは健康によくないので、昨今、禁煙者が増加している。喫煙するのは本人の自由であるが人に迷惑をかけてはならない。道ばたや他人の家の前で吸殻を捨てるなど絶対にやってはいけない行動である。吸殻をそうじしながら日々残念に思う。
約束の時間や提出物の期限を守れない大人がいる。忙しいのに待たされているほうは大変困る。会社でも学校でも「違う人間」が「同じ場所」で一緒に時を過ごすのだから、うまくやっていくためには一定のルールが必要である。個人の好き嫌いではなく、相手の立場を考えた責任ある行動が問われる。
教育現場でも、時間を守ることが出来ない子どもたち、提出物の期限を守ることが出来ない子どもたち、学校のルールを守ることが出来ない子どもたちが多く、先生方を悩ますと聞く。残念ながら「自分のことしか考えることが出来ない」ということだろうか。「子どもが出来ない」ということは「親も出来ない」と思われても仕方がない。家庭教育は重要である。
大人が出来ないのに、子どもに指導することは出来ない。子どもの社会は大人社会の鏡である。「やってはいけないこと」を自らの行動を通して、子どもたちに教えられる自分でありたい。
タバコの吸殻が落ちていない日がくることを願って今日もそうじをする。
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