昨晩会津田島の本家(大山宏・KA教育相談役)に伺った。恒例の新年会だ。
叔父、叔母にお世話になっている節子(妹)もだいぶ落ち着いてきたようだ。
節子は先月9日母が倒れてからずっと本家で生活している。夜は婆ちゃん(キヨ子・2月で90歳)と二人で寝ていると聞いた。
母のことで頭が一杯で節子のことを考える余裕が全くなかった。
会津若松の病院と会津田島の本家は42キロ、自動車で1時間はゆうにかかる。
まして冬の雪道は険しい。東京から病院に行くのがやっとで、なかなか会津田島に来ることが出来なかった。
先月顔を出して叔父に病状を報告した。東京に帰るとき玄関先で節子がマリ子に突然抱き着いてきた。
「マリちゃん、節ちゃんを置いていくのか!板橋に連れて行かないのか!」。
くしゃくしゃの顔だった。今までの我慢が一気に爆発した。叔父も叔母も驚いた。言葉が出なかった。
「節ちゃん、ママも頑張っているんだよ。節ちゃんも頑張ろうね」。
マリ子が冷静になだめた。
節子も気を取り直したのか。
ようやく泣き止んだ。母と二人でずっと一緒に生活していたから節子が一番苦しいんだよな。
申し訳ない気持ちになった。
叔父、叔母、祖母、従弟の宏英、宏宗家族と総勢11人の新年会は叔父の自慢の手料理と美味い会津田島の地酒で盛り上がった。
その時なんとなくいつも母が座っている席を眺めた。
ここで楽しそうに飲んでいたな。大好きな酒を。
いつもいる人がいないのは本当にさびしい。
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