夕方、東京から友人の玉川弘文先生(都立王子総合主幹)がお見舞いに来てくれた。
玉川先生は会津若松出身である。お盆や正月に実家に帰省する時、必ず会津田島の実家に寄ってくれる。私とマリ子がいないときでも母と節子を訪ねて頂いたこともある。
毎回母やマリ子の手料理で一杯やる友人だ。
玉川先生はビールを一杯飲むとあっという間に真っ赤になる。
そして帰り際には母に「お母さんはいつも元気だね。
また遊びに来るから風邪ひかないでね」と言って母と握手する。母も「玉川先生また来てな」と見送る。
数日前、電話で母のことを玉川先生に伝えた。
「うそ!」と言ったまま声が詰まった。「若松に帰ったら必ず行きます」。
「今日は菊地さんとマリ子さんのお疲れさん会を私と妻でやります」。嬉しかった。
奥さんの行きつけの店に案内して頂き、美味しい料理を食べながら会津の酒を四人で一杯飲んだ。
奥さんもなかなかの酒豪だ。話も気さくで面白い。玉川先生はいつものように真っ赤っか。
一人で飲んでいるようだ。
雪の会津で温かな人情に触れることができた一夜であった。
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