1学期の最終日に全員で大そうじを行った。きれいにそうじをすると自分の心の中まできれいになったような充実感がある。
私の会社では、毎日出勤時間前に出社して「そうじ」をすることを実践している。喚起・捨てる・汚れを落とす・整理整頓。KA教育における「そうじ実践4か条」である。
私は以前18年間専門学校の教壇に立っていた。合格実績を上げることが私の一番の仕事であった。どうしたら短期間で多くの合格者を輩出することが出来るのか。「勢いあるクラス作り」これが私の出した答えである。そして、私が具体的に実践してきたことは3点である。「時間を守る」「挨拶をする」「そうじをする」。高校を卒業してきた18歳の生徒たちとの初日ガイダンスでの約束事である。彼らは「何それ?」「合格に関係するのか?」みたいな顔をする。入学当初はチャイムがなっても席に着けない生徒がいる。その都度全員に注意を与える。一人でも座っていない生徒がいれば個人の問題ではなくクラス全体の問題である。挨拶できない生徒がいる。授業は挨拶で始まり挨拶で終わる。「真剣に授業を受けて自分の力をつけるぞ」が始まりの挨拶。「よし今日も良くやった」が終わりの挨拶。先生と生徒の呼吸が合わなければ何度でもやり直す。元気がなくてもやり直し。相手の目を見ていない場合もだめ。挨拶で呼吸の一致を感じると合格に向かって前進している手応えを感じる。「汚い教室からは合格者が出ない」が私の口癖だった。入学して1週間も経つと3つの約束事が守れるようになる。そして確実に「勢いあるクラス」になっていく。
「基本的な生活習慣が身についてくると勉強が出来るようになる。」最近のアンケート調査から出てきた。
勉強だけではなく仕事も同じである。
KA教育は今日もそうじから一日が始まる。
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