久しぶりにN高等学校のU先生と懇談した。U先生は進路指導部長としてご活躍されている。生徒と関わることが大好きで、担任としても生徒からの信頼が厚い。生徒対象の研修会で、私を生徒に紹介して頂いたときの語り口や生徒の表情からも伺えた。今、社会で一番必要とされているコミュニケーション能力を身につけるための、『3D教育プログラム』も自らのクラスで積極的にご活用頂いている。
懇談の中で、「『このプログラムはいいと思うが、どうせうちの生徒は出来ない』と言う先生がいるんですよ」。生徒を何とかしようと真剣に考え取り組んでいるU先生の切実な叫びに聞こえた。
「どうせ」「今さら」「無理だよ」「だめだよ」。よく耳にする言葉だ。決していい響きではない。人の「やる気」を失わせる言葉である。何かをやる前から否定的なことを思ったり、言葉で発してしまったら、「出来ること」でも「出来ない」結果を招くであろう。出来なくしてしまっている原因は当人にあることすら解っていないのではないだろうか。
「21世紀は教育の世紀。教育の目的は子どもの幸福」。
子ども達に「夢と希望を与え、夢に向かわせ、夢を実現すること」を経験させることを通して、「努力することの大切さ」を教えることが教育の使命であり指導者の責任である思う。
先生には「子どもを励ます達人」になって欲しいと願う。
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励まされると元気が出ます!
自分をもう一度信じて頑張ろうと思います!
そして人を励ますと自分も元気になります!
自分にも言っている事と言えます。
みんなで励ましあえる環境が一番だと思います。
職場も家庭も友人ともそうでありたいです。
投稿情報: 320 | 2008/02/06 06:55
先日日曜日にテレビ東京のある番組で、野村楽天監督が、「組織はリーダーの力量以上には伸びない」とおしゃられました。まさにその通りだと思いますし、会社でもスポーツの組織でも同じだなと思いました。ですから先生自ら「無理」「できない」と言うと生徒も同じ気持ちになると思います。組織(クラス)を良くしたいのなら、リーダーが自からスキルアップすることではないでしょうか
投稿情報: 寺田 誠司 | 2008/02/06 01:58
エジソンの伝記を読んだことをふと思い出しました。
あの発明王のエジソンですら、登校拒否児であったとのフレーズには驚きました。
学校の勉強がどうやら自分には合わない。また自分には本当に能力がないのでは?もしや教員との相性が合わない?極めつけは、なにも学校の授業そのものに興味を引きつられる内容がなかったらしい。
しかし、このエジソンは自然が大好きで、星や昆虫などの動きに対しては、大変に好奇心を寄せていた様子。
興味のあるものには、食事を摂ることすら忘れ、無我夢中になって行動する。集中力と洞察力は、後に研究心に火がついたとのこと。
人間は、誰しも学力診断では計れない可能性を持っているんだと感動しました。
エジソンも人の子。少年の頃に発明品を完成するたびにお披露目すると、まわりの大人達から褒められて、更にさらにと意欲が湧き、達人の道へとなったらしいです。
投稿情報: ピンポン | 2008/02/05 20:33