T高等学校の新1年生の保護者対象講演会を実施した。T高等学校では入学式前のこの時期に保護者を集め毎年実施している。平成21年度の最初の仕事である。「良いスタートを切ろう」と気持ちを引き締め学校へ向かった。
今年も昨年に続き定員以上の生徒が入学するという。少子化で経済状況の悪化は私学にとって非常に厳しい環境だ。そんな中で「多くの生徒に選ばれた」ことは素晴らしい。先生方の努力の成果であろう。責任者のT先生の表情からも「頑張った!」の喜びが溢れ出る。「一人ひとりの生徒を大切にしている。生徒の立場にたって接することを学校全体で心掛けている」と。先生の気持ちは確実に生徒や保護者に伝わる。
どんな生徒であっても自分の本当の子どもや大切な人と同じように接することが出来るかどうかが重要である。「言うことを聞く生徒、素直な生徒、勉強が出来る生徒はいいが、言うことを聞かない生徒、反抗的な生徒、勉強が出来ない生徒は嫌だ」では先生の仕事は勤まらない。
以前、教壇に立っていたとき、職員室に戻ってくるたび、「あのクラスはダメだ。あいつらは本当に馬鹿だ。」などと生徒の悪口を言う先輩教師がいた。皆嫌な気持ちになった。本心からではないと信じたいが口ぐせになっていたのであろう。何度も聞かされて正直腹が立った。「先生辞めれば」と言ったことがあった。
厳しくても生徒のことを思っての指導は必ず生徒に伝わる。逆に口先だけの指導では生徒をやる気にさせることは出来ない。先生の本気が生徒をやる気にさせる。
T高等学校の新1年生の保護者の皆さんは本気になって聴いて頂けた。有難い。子どもの夢実現のために学校、先生方と十分コミュニケーションを図り、子どもを応援して欲しい。親の本気も子どもに伝わる。
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口では良いことを言っていても、行動が伴っていなければ、人は付いて行かないと思います。行動しているからこそ、その人の言葉が相手に響くのだと思います。
投稿情報: KENT | 2009/05/23 18:31
口では良いことを言っていても、行動が伴っていなければ、人は付いて行かないと思います。行動しているからこそ、その人の言葉が相手に響くのだと思います。
投稿情報: KENT | 2009/05/23 18:31
少年時代を思い起こせば、記憶に残っている先生がいます。
試験の結果が多少よくなくても小学生だった頃、長所をみて励ましてくれた先生。
きっと、希望ある志しにエールを送ってくれたと思い、今はその気持ちに感謝しています。
投稿情報: ピンポン | 2009/04/28 01:38
人の行動はきっと自分で思っている以上に見られているんだと思います。
例え、偽っても自分の中では本当の自分を知っています。
自分に嘘を付かないで生きていきたです。
投稿情報: 320 | 2009/04/06 06:00