現在の選挙制度は小選挙区比例代表並立制だ。小選挙区制を導入した目的はアメリカのように2大政党制を目指したものだと聞いた。2大政党制は2つの大きな政党が互いに政策を展開しながら交互に政権を担当していく仕組みである。もし現政権がだめならもう1つの政党に政権を代えることがねらいだ。
私は小選挙区制にはあまり賛成できない。一番の理由はひとつの選挙区で一人しか当選しない制度なため死に票が多く出てしまうことである。1位の候補者が30%の得票率でも当選する。その場合70%の有権者の声が無視される結果となる。本当にこれでいいのだろうか。疑問である。以前の中選挙区制であれば複数の当選者の得票数の合計はおそらく7割から8割以上になったのではないだろうか。全選挙区を定数2や3としても2大政党制は出来ると思うのだが。出来る限り多くの有権者の意見を国政に反映させて欲しい。教育現場でも子どもたちに少数意見を尊重して議論することを指導する。70%の有権者の意見が無視されてしまったらこれはもう少数意見とは言えまい。また日本の国民性にAかBかという2大政党制はマッチするのだろうか。前回は自民党の圧勝。今回はメディアによると民主党の圧勝が予想されている。これも小選挙区制の特徴であろう。
選挙制度ではないが一票の格差があまりにも大きすぎる。所得格差や教育格差は大問題になるのになぜ一票の格差はそれほど話題にならないのだろうか。
総選挙が終わったら国民に選択されて当選した国会議員、政党は本気になって国民のために働いて頂きたい。景気、年金、雇用、教育、外交‥‥。特に将来を担う子どもたちの教育は重要課題だと思う。明るい日本の未来を築くのは政治の役割だ。「やっぱり選挙のときだけだったか」と国民を失望させてはならない。
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やはり小選挙区制では国民の声を多く反映させるのは難しい様な気が致します。
いずれにせよ、国民のために本気になってやってほしいと思います。
投稿情報: 320 | 2009/08/31 08:18
私も小選挙区制は、良くないと思います。
比例も小選挙区で出馬しておきまがら、平気で、重複している候補者がいる。落選したら、平気で重複の比例で当選している「ゾンビ議員」が国会にゾロゾロ存在している。
選挙を道具しているようで、信頼ができない。
もっと、ドブ板で、何年もかけて地元で貢献してから堂々と小選挙区で戦えば理解され、信用から議員ととして働く権利が得られる。
「アイドル性」や「風潮」で当選した議員は、所詮、中途半端な仕事しかできないのは目に見えている。
投稿情報: ピンポン | 2009/08/30 15:36