阿武隈川の源流を背にたたずむ癒しの空間

　ようやく腫れがひいてきた。痒みもおさまってきた。もう虫刺されはこりごりだ。あんなに腫れたのは生まれて初めての経験だった。病院に伺ったら禁止されていたアルコールも入浴も大丈夫だと言われた。妻（マリ子）も母（昭子）も妹（節子）も喜んでくれた。お盆は毎年日本酒を飲みすぎてしまうから「今年は飲むのは控えなさい」という天からのお達しだったのかもしれない。

　医者からお許しも出たので、午前中から妻、母、妹と４人で「スパリゾートあぶくま」に行った。７月に友人の保さん（カットサロンタモツ店主）から教えて頂いた癒しの空間である。７月も４人で行って来た。お風呂もサウナも最高。食事も美味い。疲労回復にはもってこいだ。阿武隈川の源流を背にたたずみ、四季折々の景色が織り成す自然を存分に味わえる場所だ。アルカリ性の泉質は、若返りの湯・美肌の湯として親しまれているという。
　会津田島から車で４０分。一昨年開通した甲子トンネルを過ぎればそこは西白河郡西郷村。福島県は日本で２番目に面積が広い。西から「会津地方」「中通り地方」「浜通り地方」に分かれる。この辺りは「中通り地方」になる。トンネルが開通しなければ１時間３０分はゆうにかかったであろう。「おそらくここへは来なかっただろうな」なんて考えながらゆっくり薬湯につかった。

　友人の保さんは会津田島で３０年以上もカットサロンを営んでいる。高校時代からお世話になってきた。腕は抜群でお客も一杯。事前に予約しないと髪の毛も切って頂けない。そんな保さんは今でも毎月日帰りで東京まで勉強に行くという。「常に新しいものを身につけないと成長しない」と。頭が下がる。そんな努力が実って今では４箇所の特別老人ホームを担当するまでになった。「地獄を見た人間は強いよ」。いつも訛ってポツリと言う。大変な時を乗り越えた人は一味違う。努力は嘘をつかない。

　風呂上りの３人（妻、母、妹）は本当に若返り、美肌になって出てきた。ということにしておこう。

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Comments

[投稿情報: 320]

体調が戻ると健康が一番だと痛感します。
チャドクガに刺されて以来、そういった虫がいそうなところには近づきません。二度と刺されたくありません。

[投稿情報: ピンポン]

腫れが完治されたようですね。
温泉療養で、さぞ気分も爽やかになったことでしょう。
次回のゴルフは、虫除けスプレーを余計にウェアーに散布し、楽しんで頂きたいと思います。