教育現場の風

「大丈夫！」の一声

今日は朝から雪だ。もう１０センチ以上も積もった。昨日までの青空とは別世界に来たようだ。地元の方には申し訳ないがやっと正月らしくなってきた。この雪だとだいぶ積もりそうだ。１１月に我が家にやってきたアルファード君（トヨタ・ミニバン）も初めてみる雪にきっと驚いていることだろう。

　母が咳が止まらないから木村先生（きむらクリニック院長）に行くと言う。タクシーを呼ぶと言ったがアルファード君に登場してもらった。木村先生は虎ノ門病院に勤務していた名医である。専門は確か循環器だったかな。いつも母と妹がお世話になっている。母は木村先生の大ファンだ。「木村先生はみとりが明るいぞ」が口癖のようだ。私も妻も田島で体調を崩すとお世話になっている。数年前妻が腹痛で診てもらった時胆石をみつけてくれた。心配していると「大丈夫！」と声を掛けていただいた。一昨年のお盆も蜂に刺されてひじが腫れてしまったときも「大丈夫！」と言ってくれた。

　「大丈夫！」。本当にいい言葉だ。「病は気から」というが患者が不安で一杯だったら治る病気も治らない。安心することが病気を治すスタートだろう。そのためにも医者は患者を安心させる言葉を投げかけて頂きたい。

　自信がない子どもたちが増えているという。自己肯定感を持てない。自分を好きになれない。自分を好きになれなければ他人も好きになれないだろう。そんな子どもたちに親が先生が周りのおとなが積極的に「大丈夫！」と声をかけて頂きたい。「大丈夫！」。本当にいい響きだ。

　きむらクリニックから出てきた母に声をかけた。「どうだった？」。母は一言「大丈夫だ！」。元気だな。　

 

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笑顔の接客

KA教育の新年会と叔父（宏・相談役）、叔母（キヨイ・管理部長）、祖母（清子）の合同誕生日会を行った。昨年までは芦ノ牧温泉に行っていたが今年はスパリゾートあぶくまに１泊２日で伺った。妻（マリ子・専務）、母（昭子・取締役）、妹（節子・副所長）の総勢７名である。あぶくまは温泉が素晴らしく料理も美味い。特にスタッフの笑顔に癒される。　
　今年の会津は天気がいい。青い空と白い雪。最高のコラボレーションだ。陽の光が雪に反射して眩しい。国道を登っていくと那須連山は一面雪で真っ白だが道路は日陰を除いて殆ど雪がない。いつもの正月とは全く異なる。
　
　あぶくまの温泉は透き通っていて身体に優しい。サウナで汗を流し水風呂に飛び込む。５回ほど繰り返すとサラッとした汗に変わる。薬湯にゆっくり浸かる。脳に溜まった疲労が一気に消える。露天に行くと外気が温まった身体を冷ます。ゆっくり湯に浸かる。頭は涼しく身体は温かい。何も考えないでボーッとする。「今年も頑張るぞ」。やる気が湧き出す。

　宴会にいつもお世話になっている支配人の杉山さんもシャンパンや１升瓶（日本酒）をもって特別参加。口数は少ないが人の気持ちが分かる方だ。人をひきつけるものをもっている。奥様も母の姿を見ると毎回玄関まで車椅子を持ってニコニコ出迎えて頂ける。素晴らしいご夫婦だ。いつもお客さんで賑わっているがご夫婦の人柄からだろう。
　「ここのスタッフの方はいつも笑顔でいいですね」。「いいお客さんには笑顔で接することができますが嫌なお客さんにはなかなか笑顔が出ないんですよ」。
　笑顔が笑顔を生み出す。相手に笑顔が出るようなコミュニケーションを心掛けていきたい。特に指導者は子どもたちの笑顔を引き出すような関わり方が大切だ。笑顔に溢れる学校。子どもたちにとって最高の環境だろう。
　笑い声の絶えない宴会が５時間も続いた。みんな笑顔、笑顔。今年も元気で頑張ろう。

 

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新たな夢へのスタート

　新年明けましておめでとうございます。
　
　妻（マリ子）、母（昭子）、妹（節子）と４人での新年も１１回目を迎えることができた。大晦日は例年になく酒も控え目だったので朝５時過ぎには目が覚めた。こんなに心身ともにスッキリした元旦の朝は何時以来のことであろうか。

　１０年前の平成１３年１月１日。ちょうど２１世紀のスタートの日。会津田島では花火が上がった。田舎のことだから盛大なものではない。バーン、バーン。ドーン、ドーン。っと、数発であっただろうか。マリ子と母と妹と４人で窓腰から眺めた。
　花火が上がるたびに「頑張れ。負けるな」と亡くなった祖父や祖母が応援してくれているかのように感じた。外の空気が寒いため家の中でも窓際は冷える。にもかかわらず何ともいえぬ暖かさを感じたことを今でも覚えている。
　花火が終わると部屋に戻ってみんなで乾杯した。
　「頑張れ」。「絶対頑張る」。お互い口には出さないがそんな空気が漂った。決意を新たにした。
　あれから１０年。本当に早い。毎年花火が上がるものと楽しみにしていたがその後は全く上がらない。あの花火は２１世紀のスタートを記念する花火であったことを後から知った。
　そして、私たち夫婦を、私たち家族を応援する花火であったと思っている。

　この１０年、多くの方々に支えられ一歩一歩前進することが出来た。本当に有難い。初心を失くしてはいけない。あのときを忘れてはいけない。人から受けた恩を忘れてはならない。
　新しい年２０１１年、今年もまた新たな夢に向かって走り続けていきたい。
　今年も宜しくお願いします。

 

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