2月23日(土)午後3時前、妻(マリ子・KA教育専務)と二人で神保町駅を降りた。靖国通りを明治大学紫紺館に向かった。大原簿記学校に勤めていた頃よくこの辺りの本屋に通った。なじみの店も目に入った。人間の脳は本当に面白い。思い出の場所に来るとその時代があっという間に蘇る。
昨日「第16回3D教育研究会」が明治大学紫紺館をお借りして開催された。有難いことに年度末でお忙しい中40名以上の方々にご参加頂いた。ほとんどが中学校・高等学校の「3D教育プログラム」の運営責任者の先生と担任の先生方だ。初参加の先生方も多く、特に若い先生方の参加が目立った。また久しぶりにお越し頂けた先生もいらっしゃった。いつもと違った空気の中での研究会だった。
会場に到着すると一番乗りだと思っていたが、本日の研究会で講演をお願いした鈴木荘一先生と奥様がすでに到着され準備を始められていた。演題は「会津藩と道徳教育。そしていじめ問題」。研究会に参加できない先生方からも「本当は聴きたかった」。「道徳は今一番大切なことだ」。「次の機会を是非お願いしたい」など積極的なご意見を頂いた。
鈴木先生は私たち夫婦を見つけると笑いながら寄ってこられた。いつもの人懐こい笑顔に癒される。先生は幕末史を見直す会代表。「開国の真実」、「日露戦争と日本人」、「アメリカのオレンジ計画と大正天皇」など多くの著書を世に出されている。初めて「会津赤べこ会」でお会いしてからいつかは講演をお願いしたいと思っていた。実現出来て本当に嬉しい。
講演の中で一番心に残ったことがあった。それは「子どもをいじめから守れるのは親だけ」という先生の言葉だ。私も全く同意見だ。子どもの成長の基盤は家庭であり、子どもの成長の一番大切な人間関係は親子だと思う。それぞれの家庭で親子の関わり方を再度見直してみたらいかがだろうか。
楽しく有意義な時間をやる気ある多くの先生方と共に出来満足感で一杯になった。
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