11日昼過ぎ、病院を後にした。
会津田島の本家の叔父(宏・KA教育相談役)を訪ねた。
生まれつき身体の不自由な節子(妹)は1人で生活することが出来ないため、当面叔父と叔母に面倒を見てもらうことになった。本当に有難い。
叔父から9日に母は亡くなってしまってもおかしくない状況であったことを聞かされた。
母が倒れた時刻が夜中だったら節子も母の異変に気付かなかったであろう。
節子が叔父に電話をしても叔父宅が留守だったら駈け付けてもらえなかったであろう。
そして、一番はなぜ節子が電話を掛けることが出来たのか。正直驚いている。
節子は日頃から電話がかかって来た時は一目散に電話に向かい受話器を取って、「もしもし」と相手がびっくりするくらいの大きな声で対応する。
でも電話を掛けることは出来ない。
マリ子から聞いた。前回田島に帰って来た時、マリ子が短縮ダイヤルを設定して、叔父さんに掛けるときはこのボタンを押すんだよと節子に教えたそうだ。
普段は何か教えてもあまりできない節子が今回はきちんと役を果たした。
母を助けたい一心が奇跡を生んだ。
マリ子も凄い。感謝で一杯だ。
母が倒れた時間が朝だったこと。節子が電話できたこと。叔父が家にいた事。
すべての条件が重なって母の命を救った。
「昭ちゃん(母)は昔から運がいい」。叔父の言葉にかすかな光が見えた。
コメント