本日午前、放射線担当の清水先生と面談した。
「首のCT検査の結果、癌がかなり大きいので今日から早速放射線治療を始めましょう」。
優しい話し方ではあったが、先生の強い意志が感じられた。頼もしかった。「よろしくお願いします」。
マリ子と二人で深く頭を下げていた。
手術をして癌の切除を望んでいた母も手術が出来ないことを聞いたときは絶句した。
しかし今はもう放射線治療にかけるしかないと腹が決まっていた。
午後、807号室から数人の看護師に付き添われて母が放射線治療に向かった。
そのまなざしは「絶対直して見せる」との強い決意が伺えた。
「頑張れ!」心で叫んだ。マリ子と1階の治療室に向かった。
「病は気から」。母の闘う姿勢を応援することしかできない。
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