昨日午前中、母の主治医坂井先生に耳を診て頂いた。
一昨日は耳の違和感に不安な一日を送った。
母は自分のことを差しおいて私を心配した。
「急にどうしたんだろう。疲れだな。坂井先生によく診てもらえよ」。
母の口パクも分かるようになってきた。
マリ子も不安げな表情だ。
「大丈夫。疲れだよ」。自分に言い聞かせた。
12年前に甲状腺の手術を受けたマリ子も一緒に受診した。
「急性の難聴です。本当なら入院して治療すべき状態です。ただ、今の状況では無理でしょうから入院患者と同じ強い薬を出します。完治しないケースもあります。出来るだけ無理をしないで下さい」。
母がこんな時に私まで発病してしまうとは。情けない。一日も早く治さなくては。
マリ子の甲状腺に大きな問題がなかったことがせめてもの救いだった。
病室に戻ると母が「どうだった?」と口パクした。不安そうな眼差しだった。
「大丈夫だよ。特別にいい薬もらったから」。
すぐに診て頂いた坂井先生に感謝。
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