朝、目が覚めたら陽の光が眩しかった。梅雨が明けても今ひとつスッキリしない天気が続いた。今日は違う。「田島の夏だ」。小学生・中学生時代、毎年夏休みは母の実家・会津田島で過ごした。あの頃の田島の朝は毎日こんな天気だったなあ。懐かしい気分になった。部屋にこもっているのはもったいない。妻、母、妹と4人で「山口温泉 きらら289」に向かった。田島の周りには結構いい温泉がある。右手・右足が不自由な母は、手すりがあって、家から近い「きらら」が一番気に入っている。車で25分「きらら」に着いた。
ここには「リンドウの湯」と「山桜の湯」があり、一日おきに男女が入れ替わる。私はサウナが好きなため「山桜の湯」が男性の日に行く。サウナ、冷水浴、サウナ、冷水浴を5回ほど繰り返し、川のほとりに造られた露天風呂に向かう。陽の光に照らされて山肌が色鮮やかに眼光に現れる。真っ青な空が眩しい。目をつぶると川の流れが耳をくすぐる。自然いっぱいの中で元気が増す。ここは食事も美味い。石臼びきの手打ち蕎麦、会津ラーメン、ソースカツどん等々。食事後、妻と二人でマッサージを受けた。前回来たときもお世話になった星歩美さんは若いのに上手い。まだこの仕事に就いて日が浅いと聞いた。確実につぼを捉える。非常に丁寧である。また会話も上手。「相手が聞きたいこと、知りたいことに応える」。簡単なようで大変難しいことだ。
今、子どもたちに不足しているといわれている「コミュニケーション能力」。相手の考え(思い)を理解することが出来ること。自分の考えを相手にわかりやすく伝えることが出来ること。「相手の立場に立つ」ことは難しい。昔は小さい頃から家族や近所の友達との関わりの中で自然に培われてきたのに。
子どもたちが、社会で一番必要とされている「コミュニケーション能力」を身につけ、自らの夢を実現して欲しいと心底願う。
帰りの車中みんなの顔はつるつるだった。
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