日本橋女学館高等学校1年生の研修会を実施した。6年前からお世話になっている進路指導部長の内田先生は生徒が好きで生徒からも人気がある。いつも私の研修の前に、内田先生がマイクを握り、私の紹介や今日の研修会の意義・目的、今後夢実現のためにどのように努力すべきかなど、ご自身の言葉で分かりやすく生徒に訴える。生徒も真剣に内田先生の話を聴く。その雰囲気のままバトンを頂ける。非常にやりやすく話しやすい。いつもなら「立ち上がり競争」など、アイスブレーキングから入いるが、この学校では全く必要ない。
城西大学附属城西中学校1年生の研修会を行った。学年主任の秋葉先生は大変おおらかで、いつもニコニコしている好青年だ。研修会のはじめにクラス担任の女性の先生が進行役として、研修の目的等を生徒に話した。そして、黙祷させて、生徒を落ち着かせ、話を聴く体制を整えて頂いた。本当に話しやすかった。余計なエネルギー(聴かせる環境作り)を必要としない。よいスタートを切れると最後までよいリズムで研修が出来る。
さまざまな学校に伺うが、学校によって、担当される先生によって、「何のために研修会をやるのか」や「講師の紹介の仕方」がかなり違う。「何のため」の説明が不足している学校は、残念なことだが一部の生徒の聴き方に問題があるように感じる。以前、ある学校で「今日は業者の方が来ているからよく話を聴くように」と言われて、すぐにマイクを手渡されたが、生徒を向かせるまでにかなりの時間とエネルギーを費やしたことを記憶している。
環境作りは重要である。最後に頑張るのは生徒本人であるが、生徒をやる気にするための知恵・工夫が教育現場に求められていると思う。
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私も折々に人前で講演する機会を頂きます。タイミングといいますか、その場の環境によっては、予定していた内容を多少修正して、講演を始めることがあります。
特に学校の場合は、生徒を前にして事前に先生が講演者に出来るだけスムーズにスタート出来るように配慮して下さる姿が大変に有難く思える瞬間があります。
生徒へ「その気」と「やる気」に向かわせる現場は、さぞ大変かと思います。
どうか、これからも忍耐と工夫で生徒たちへの「良き出会い」のためにも、これからもお願いしたいと感謝します。
投稿情報: ピンポン | 2008/05/09 22:13
場の雰囲気によって、自身の心も影響されやすい。
自身が場の雰囲気を変える事ができたら最高だと思う。
しかし現状は違った意味で変える事が多い。
KYです。
投稿情報: 320 | 2008/05/09 07:43
周囲の関わり方で、子どもの反応、成長も変わっていくと思います。「何のため」深く知り、納得できれば子ども動くはずです。大人の側が動議づけ、環境作りをしてあげることは重要だと考えます。それと同時に大人にとっても、「何のため」というのは常に考えていかなければいけないことだと感じました。
投稿情報: ダンテ | 2008/05/09 07:36
ある本で「人は環境で育ち方異なる」ということを読んだことがあります。子育て、教育すべて環境で変わると思います。とは言っても私が子供に対して良い環境にしているかと考えるとまだまだだと思います。私自身も子供の見本になる大人になり、そしてなぜこの勉強すのかを、子供にわかりやすく話せるようにしたいと思います。
投稿情報: 寺田 誠司 | 2008/05/08 23:24