京華中学高等学校でグループコミュニケーションの研修会を行った。京華学園では毎年この時期に、グループコミュニケーションの最初ということで、6学年全部で学年ごとに実施している。
今、社会で一番重要性が高いと言われるコミュニケーション能力。人の話をよく聴いて理解出来ることや自分の考えを相手にわかりやすく伝えることが出来ることは非常に大切である。また、コミュニケーション能力を身につけることは子ども達にとって大きな武器になる。大学受験や就職試験だけではなく、将来社会に出てから役に立つ。
少子化、共稼ぎ、核家族化、ガキ大将がいない、塾通い、コンピューターゲーム、携帯電話等々、コミュニケーション能力を培う環境が大きく変わった。
一つの課題を自ら考え、整理し、グループの中で発表しあう「グループコミュニケーション」は、今の子どもたちにとって効果的な手法の一つである。しかし、現場の先生方の中には、「難しそう」。「大変そう」。「授業が成立するのか」。「生徒のためになるのか」など、疑問や不安の声があるのも事実である。
通常の学校での授業はどちらかというとワンウェーが多いと思う。グループコミュニケーションはツーウェー。また、生徒同士が話し合っている状況を先生がじっくり見ることが出来る。「この生徒はこんないいところがあったのか」など新たな発見もあるかと思う。「グループコミュニケーションは楽しい!」。生徒がそう思ったら知らず知らずのうちにコミュニケーション能力が身につくのではないだろうか。「学習」は「楽習」がいいと思う。
京華学園の生徒たちは積極的に楽しそうに取り組んでいた。また、その様子を観ていた先生方にも笑顔が目立った。
頑張れ!京華生。
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人は一人で生きて行けない。また人は他の人から支えられて生きています。なのでコミュニケーション能力がないと生きて行けないと大変だと思います。
最近男子テニスで18歳で世界ツワーを優勝した錦織圭選手は、小学校5年生の時その当時コーチだった松岡修造さんがテニスのこと教えるよりも、世界で転戦するのに必要なコミュニケーション能力を徹底的に鍛えたそうです。松岡さんは、どんなにテニスがうまくてもコミュニケーション能力がないと世界では勝てないと話してました。
初めてのグループコミュニケーション先生も生徒も大変だったと思いますが、とても大切な勉強です。早く「楽習」にしてください。
投稿情報: 寺田 誠司 | 2008/05/14 06:20
「楽習」という熟語?は、とても新鮮で素晴らしい表現だと思います。
大賛成です。自然に身につき、力となって蓄積されるような印象です。
豊かな「人間力」となっていくように強く感じます。
今の子供達が、社会に出た時に一番活用されれるのが、コミュニケーション能力。
大きな武器となっていくことでしょう。
フェイス トゥ フェイスのその瞬間。
知識やスキルのバランスは当然必須。しかし、子供達に必要な栄養は、食べ物、
モノだけではなく、親子の会話時間かもしれません。
投稿情報: ピンポン | 2008/05/09 22:39
人には得意、不得意があると思います。
私は不得意なものは楽しめません。
得意なものであれば積極的になります。
でも、どこかで不得意なものにも挑戦しなければいけない時期が来ます。
であれば、早いうちから苦手な事にも挑戦していった方がいい。
楽しくなるかもしれません。
そして不得意なものが得意になるかもしれません。
と思ったのが今でした。
何でも挑戦することが大事なんですね。
投稿情報: 320 | 2008/05/09 08:23
以前のような子ども独自のコミュニティーは数少なくなっています。それは、大人の社会に関しても同じだと思っています。それでも毎日、人と接する中で学ぶことは本当に多いです。
人とのコミュニケーションを喜びをもって実践していける人は「学習」を「楽習」にできる人だと思います。自分はまだまだコミュニケーション能力が低いと感じることが多いので、まず楽しむことを心がけながら少しずつ前に進んでいきたいと思います。
投稿情報: ダンテ | 2008/05/09 07:52