人生は挑戦の連続

　大麻による摘発が過去最悪になる見込みだ。なぜ、こんなにも深刻になってしまったのだろうか。芸能人、スポーツ選手、主婦、そして大学生。大麻にはＴＨＣという依存性成分が含まれる。ＴＨＣ３ミリグラムで陶酔感を覚え、６ミリグラムで知覚・感覚に変化が生じ、１３ミリグラムで顕著な感覚変化や現実との遊離感、幻視、幻聴が生じるという。大麻タバコ１本を吸引しただけで５～１５ミリグラムを摂取することになるという。たった１本で著しい精神作用を及ぼす。専門家によると、大麻は覚せい剤など他の薬物に手を出す入り口になるという。人体に有害な薬物であることは明らかだ。
　
　深刻なのは若者への拡大だ。今年になって大学生が７４人検挙された。早稲田大学、慶応大学など高校生が合格目指して日々必死になって挑戦している大学の学生も検挙された。せっかく合格したのに次の夢を見つけることが出来なかったのであろうか。

　一流大学と呼ばれる大学に入ることを人生の目標として小さいときから勉強している子ども達が少なくない。学校での勉強だけでなく、塾に通って夜遅くまで勉強する。勉強することは非常に素晴らしい。いろいろな意味で将来役に立つ。特に、「何のために勉強するのか」を明確にして、自分のために自ら頑張っているのであれば、成長は著しいであろう。
　しかし、親や誰かに言われて勉強しているのであれば身に着かない。知識が増えたとしても知恵として活かせる人間に成長できるかは疑問である。友達と遊ぶことや勉強以外の大切なことを犠牲にしてきたと後悔する時が来るかもしれない。
　一流大学に入ることだけを目標としてきた子ども達は、大学に合格した段階で目標が達成したことになる。しかしそれは決してゴールではない。
　一つの夢が叶ったら次の夢に向かって頑張って欲しい。人生は挑戦の連続である。

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Comments

[投稿情報: aya]

確かに、最近よく耳にする内容です。現実から逃避することをするのではなく、前に前進することを、子供たちに伝えていきたいと思います。

[投稿情報: ピンポン]

大学生の本義から逃げている姿勢が残念でしかたありません。
結局のところ、親から子へ社会の自己責任の重さを折々に教えず、メッキ作業のように表面加工になった結果なのかもしれません。

検挙された大学生が本当に立ち直れるように期待したいです。
しかし、もう一度、小学生からの気持ちで人生に向かって歩んでいくことを・・・。

[投稿情報: 320]

自分が学生時代に抱いていた夢や目標は漠然としていた。
今、思えば色んなことを考えていたが妄想で実行には移せなかった。
自発的に行動することが出来たら素晴らしいと思う。
しかしそうなるには最初のきっかけになる様な周りからの激励の言葉や行動があったればこそだと思う。
自分も夢や目標が持ててそれに向かうことに対して少しでも影響を与えられる人間になりたい。
そのためには自分が夢、目標を持って向かっているかどうかなんだと改めて感じた。