トキワ松学園中学高等学校での公開授業見学会で中学1年生のグループ・コミュニケーションを見学した。テーマはKA教育の「シンガポールはなぜきれい」。シンガポールの美化政策を支える「罰金システム」について検討し、日本での導入について考えるグループ討論を通して、公衆道徳の大切さに気づくことがねらいである。
どんな行為に対して罰金を取るべきか。また、いくら課すべきかの問いに、各グループで積極的な意見が出た。一番多かったのは「たばこのポイ捨て」で額はグループによって様々だが、6万円から20万円と結構多額である。次に多かったのは、「電車内の携帯電話」で5千円から1万円とこちらは比較的少額。他に、「道路につば、たんを吐く 15万円。」「信号無視 1万円」。「優先席を譲らない 1万5千円」。少数意見では「他人の自転車の籠にごみを捨てる 30万円」など。
きっと、過去において自分が被害を受けて嫌な気持ちになった行為をあげ、嫌な気持ちの大きさを金額表現したのであろう。
先月、都営三田線巣鴨駅から地上に上がるエスカレーターが修理で停止した。山手線に乗り換える人たちが利用する大切なエスカレーターであり、お身体がご不自由な方やお年寄りにとってエスカレーターを利用できないことは大変なことである。張り紙を見ると、「タバコの投げ捨て」が故障の原因だという。自分勝手な行動がどれだけ多くの人たちに迷惑をかけるのか、ポイ捨てした人は考えもしないだろう。そんな人はタバコを吸う資格がないと思う。
自分のことしか考えない子ども達が増えてきているという。周りに与える影響はあまりにも大きい。一番困るのは本人である。将来社会に出てどうするのだろうか。みんなとうまく関わっていけるのだろうか。「大人になったらちゃんとやる」。「その時が来たら出来る」。そんな答えが聞こえてくる。残念だが「出来ない」と断言したい。今出来ないこと、今までやってこなかったことはすぐには出来ない。子どもの将来のために大人が行動で示さなければならない。「人に迷惑をかけてはいけない」。小さい頃、祖父に教えて頂いた。
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今までやってこなかったことはすぐにはできない。その通りです。
自分も子供の頃によく言われた記憶があります。そして今は、親になって子供にそう伝えています。「相手の気持ちになって行動することが大切だ」と。
投稿情報: aya | 2008/12/18 08:47
「羞恥心」。メディアなどで話題になったグループがいますが、キャラクターづくりのためにそのような言動・行動で今、脚光を浴びている。
しかし、あのようなキャラクターが、人気を集めているのには、もしかしたら、現代の若者も同調し、自分を諌めることはなく、むしろ、正当化する危惧さえ感じることがあります。
自己中の行動を見ていると、さぞかし満たされぬ「餓鬼の心」が、幾年経過しても心のどこかで遊び廻っているのかと感じます。
また、身勝手な行動をする輩には監視する「廻りの目」も重要と思います。
投稿情報: ピンポン | 2008/12/13 18:58
何かをやろうと決めたけど、実行に移せないことが多々ある。
明日にしようと思い、そして次の日も明日やろうと先延ばしにしてしまう。
これが習慣になってしまう。
どこかで変えないといけない。
よし!明日からだ!
いや、今からか。
投稿情報: 320 | 2008/12/13 17:58