有難いことに最近、保護者対象の講演会に呼ばれることが多い。土曜日の午後が一番多いが平日実施する学校もある。参加者数も学校によって全く異なる。平日でも8割以上の保護者が参加する学校もあれば、土曜日でも参加しない保護者が多い学校もある。参加者が少ない学校の先生方にとっては頭が痛い。保護者とのコミュニケーションを取る機会を失うからだ。「本当に来て欲しい親が来ない」。どの学校でもよく耳にする。
授業参観や保護者会などに積極的に参加し、学校や先生方とコミュニケーションを図ることが、子どもの成長にとって非常に重要である。保護者には学校での子どもの様子をじっくり観て頂きたいと思う。
小学校のときは運動会や授業参観に必ず参加した親でも、中学校になると学校に行かない傾向がある。「子どもが恥ずかしいから来ないでと言う」が一番多い理由だ。しかし、子どもは本当に親が来ることを嫌がっているのであろうか。授業参観の日、自分の親が来ているかどうか後を見て確認している子どもが多い。「親が学校に来ると恥ずかしいけど嬉しい」が子どもの正直な気持ちだと思うが。
小学生のとき母は専業主婦であった。学校から帰って来ると「お帰り」といつも声を掛けてくれた。安心した。学校での出来事をよく話した。中学校になったとき、母が父の仕事(西友ストアーの中でそば店を営んでいた)を手伝いだした。土曜も日曜も仕事になった。学校から帰って来ると誰もいなかった。親とのコミュニケーションが減った。
子どもが中学生になると親への反発も増え苦労も多い。「どう関わっていいかわからない」という親の声もよく聞く。しかし、小学校時代以上に子どもとの関わりを増やして欲しい。どんなに忙しくても親はどんどん学校に行きましょう。それが子どもに対して「あなたを応援しているよ」のメッセージになる。
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小学校の頃に、親が授業参観に来ていたかどうかは、あまり覚えていないです。
ただ、私は学生時代に部活で野球、アイスホッケー、陸上をやってる時にはいろいろサポートしてもらい、応援してもらいました。感謝しています。
投稿情報: KENT | 2009/06/02 12:33
小学生の頃に参観日に母親が来てくれると本当に嬉しかったことを思い出します。
後ろから、「エールを送っているよ!」という気がして、いつもより張り切って手を挙げて、
母親にアピールしている頃が懐かしく思い出します。
親子とは、普段からの愛情を生活空間から頂いていたことがこの年齢になって感謝してます。
投稿情報: ピンポン | 2009/05/17 01:01
授業参観に母はカツラをかぶって来ていた。
その時は、自分はあまり何も思わなかったが、同級生はどう思っていたのか、カツラと気付いていたのか聞いてみたい。
投稿情報: 320 | 2009/05/14 12:48