新年度が始まってもう1ヶ月が過ぎた。新入生もだいぶ学校に慣れてきた頃であろう。当初の目標を忘れず頑張って欲しい。
KA教育の今年度の研修会、講演会活動も4月7日から始まった。4月だけで約40回実施した。毎回、毎回、参加頂く生徒や保護者に真剣に語ってきた。全力で取り組んだ。本気モードである。1回、1回が勝負だ。少しでもお役に立ちたい。お役に立てる自分でありたい。成長し続けたいと思う。
ある学校での生徒対象研修会での出来事。私の話しの前にS先生がマイクを持った。「今日は皆さんのために、お忙しい中、KA教育の菊地先生に来て頂きました。今日の研修会の目的は‥‥です。皆さん真剣に聴きましょう」。私は先生が話している間いつも生徒たちの表情を見ている。聴く姿勢を見ている。やる気のある集団かどうかすぐわかる。それによって話の内容も変える。
S先生の話によって生徒の聞く姿勢が出来上がった。みなS先生を見ている。聴く姿勢が出来ている集団では非常に話しやすい。きっとS先生は日頃の授業でも生徒に聴く姿勢の大切さを教えられ、生徒の心の準備が整ってから授業をされているのだろうと思った。こういう先生から指導を受ける生徒は幸せだ。
以前、ある学校で、生徒がまだざわざわしているのに、「今日は業者の菊地さんに来て頂きました‥‥」。「お前ら静かにしろ!」と怒鳴っている先生がいた。いくら怒鳴っても静かにならない生徒たち。静かにさせることが本当の目的ではない。先生も生徒も気の毒に思えた。聴く姿勢が出来ていない集団で話すのは本当に苦労する。彼らの本気を引き出すためにかなりの時間とパワーを費やす。
同じ話でも生徒の聴く姿勢によって、伝わり方、理解の深さなど大きく差が出てしまう。どんなにいい授業をしても生徒が聴かなければ意味がない。子どもたちに人の話を聴くことの大切さを教えたい。
============過去の記事はココから============
何事にも準備は大切なんだなと思いました。自分がしっかり準備して取り組む事は自分の中で意識をすればできますが、相手にも準備をしてもらうのは難しいなと思いました。相手がとれだけ意識をもっているかで、変わってくると思います。
今後、人と真剣な話をしたいと思った場合には、相手の状況を見てから話始めていきたいと思います。
投稿情報: KENT | 2009/06/03 18:05
話をする側から懸命に伝えようしても聞く側が出来ていないと本当に疲労感が募ります。
きっと、親も同じような姿勢を持っているかもしれないと想像する瞬間があります。
やはり、聞く姿勢の教育も勉強同様に重視した生徒がきっと将来活躍すると信じます。
投稿情報: ピンポン | 2009/05/29 22:44
話を聴いてもらえないのは寂しい。
自分も気を付けて人の話を聴くようにしたい。
投稿情報: 320 | 2009/05/29 00:10