今年の連休も何とか会津田島に帰ってくることが出来た。留守中、KA教育を守ってくれた中村君、安部君、小川君には心から感謝したい。
会津田島に帰ると、母(昭子)や妹(節子)はことのほか喜ぶ。いつも二人だけの生活だから当然かもしれない。でも、東京に帰ってくるときは、「もう二度と会えないのではないか」というような寂しそうな表情をする。帰ってくるときはいつも辛い。
母は20年前、脳出血で右半身不随になってしまった。働きすぎだったのだろう。まだ50歳の若さで。2週間意識不明だった。今、命があるだけで有難いと思う。当時、母は小料理店を営んでいた。町でも繁盛している店だった。帰るたびにボトルが増えていた。凄いと思っていた。そんな時に倒れてしまった。新築の家を建てるということで土地も決まっていた。それもキャンセルするしかなかった。決断するしかなかった。母の気持ちを思えばどれだけ悔しかったことか。でも病気を乗り越え生きていてくれて有難い。
妹は生まれつき身体が不自由で、「読み書きそろばん」、何にも出来ない。言われたことしか出来ない。でも知っている人を見ると、大きな声で、「こんにちは」。「元気か」。「また来てよ」。などと、笑顔で声をかける。そばにいると恥ずかしいと思うこともある。明るさは凄い。母と一緒にいるだけで十分役割を果たしているのかもしれない。最近そう思えるようになってきた。
あるアンケート調査で、「家庭でのしつけで出来ていないもの」を尋ねたところ、「他人を思いやる心」と「挨拶などの礼儀」が多かったという。妹は何も出来ないかもしれないが、「挨拶」と「思いやりの心」だけは大丈夫だと思う。
将来を担う子どもたちに家庭でもっと教えて頂きたい。「挨拶」と「思いやりの心」を。親の責任は重い。
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挨拶ができる人、できない人では印象が違うと思います。大学での寮生活は上下関係が厳しく、礼儀には気を付けていました。早い段階で最低限の礼儀を身に付けておく事は、必要だなと感じました。
投稿情報: KENT | 2009/06/05 06:23
挨拶がなかったり思いやりのない行動を見ると残念に思う。
先ずは自分がそう思われない行動を率先してやっていく様にしていきたい。
投稿情報: 320 | 2009/06/01 21:49
我が家でも幼稚園と保育園の園児には、「こんにちは」「ありがとう」など、
相手の方へ向かって挨拶することの大切さを伝えています。
成長の段階で、相手に不快な思いをさせてしまった時は「ごめんね」と謝ることの
理由を教え、友情や関係性を深める大切さをこれからも折々に伝えようと思います。
投稿情報: ピンポン | 2009/06/01 21:40