妻(マリ子)、母(昭子)、妹(節子)と4人で夕食をとった。田島に帰ってきてから毎日親戚と一緒に食事をしていたので、4人での食事は初めてだ。マリ子と母の手料理は美味い。
夕食後、役所広司主演映画「象の背中」をテレビで観た。みなで感動した。
「象の背中」は秋元康氏の小説を映画化した作品だ。肺がんで余命半年と宣告された主人公が、残された日々の中で自らの歩んできた人生を見つめ直す。
48歳の主人公は綺麗な奥さんと結婚して一男一女を授かる。仕事も順調で幸せな人生を歩んでいた。そんな時突然がんを宣告される。大学生の長男にだけは打ち明けるが、妻と娘にはがんをひた隠す。が、会社で倒れ妻にも知られてしまう。娘も父親の異変を察知する。悲しみに崩れる母と子どもたち。切ない。辛い。
残された日々を海の見える施設で過ごす。ベットの周りに3人の家族が並んで眠る。家族の絆は太く強い。日に日にやせ細る主人公。12年ぶりに疎遠だった主人公の兄が見舞いに来る。平常を装い続けてきた主人公も兄の前で泣き崩れる。「俺は昔から弱虫だった。死ぬのが怖い」と。「人間はみな弱虫だ」。兄が励ます。
象は死期が近づくと群れから離れ死に場所を探すという。主人公は「家族に見守られて旅立ちたい」と呟く。
会津田島に帰ってくるたびに、どこどこの誰さんが亡くなった。誰さんが入院した。と、嬉しくない知らせを聞く。人間いつかはこの世から旅立つ。それがいつなのかは誰も知らないが。日々の忙しい生活の中でそんな大事なことを忘れてしまう。
今、周りにいる人たちと楽しく笑顔で過ごしたい。今、周りにいる人たちへの感謝の気持ちを持ち続けたい。今を大切に生きたい。
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元気な姿をいつも見ていても、突然不幸が起こる事もあると思います。日々つらい事などさまざまありますが、生きているから感じられるのだと思います。いつ何があっても後悔しない人生であるように、1日1日を大事にしていくよう努めたいと思います。
投稿情報: KENT | 2009/06/04 05:50
私も少年の頃、切手を集めていました。
日本の切手印刷技術は、世界でも高レベルとされているくらい、海外の人へ
お土産としても喜ばれると聞いたことがあります。
さて、自分の切手集もどこへ行ったか探してみようと思います。
投稿情報: ピンポン | 2009/06/01 21:31
「死ぬ気で~」という言葉をよく使う。
実際に死を覚悟して行動する事はなかなか出来る事ではないと思う。
そのくらいの思いで何かをやらなくてはいけない事があると思う。
そういったものがあった方が幸せなのかもしれない。
投稿情報: 320 | 2009/06/01 21:26
感動的な映画ですね。私も見る機会がありましたら、ぜひ見たいと思います。
「生」と「死」は、誰人も受ける儀式だと思います。
大切な生命をどのように活用するかによって、その生き方に価値がつくと信じます。
投稿情報: ピンポン | 2009/06/01 21:24