教育現場の風

感謝の10年

　２６日から故郷会津田島に帰って来た。２５日は田島も大雪であったようだが２６日は晴天で道路も全く問題なかった。１０月に母（昭子、KA教育取締役）と妹（節子、KA教育会津研修センター副所長）の誕生日で帰って来たときは紅葉にもなっていなかったのに今は一面真っ白である。会津の四季は見事なものだ。
　
　１２月１日で私と妻（マリ子）との第２の人生がスタートしてから１０年になった。１２月５日、いつもお世話になっている富久鮨（店主美郎さん）で、この１０年間お世話になった方々をお招きして「１０周年記念祝賀会」を開催することができた。１０年前は起業仕立てで一番大変な時期だった。仕事もない。金もない。借金だけが増えていった。いいときに人は集まってくるが悪いときに人は来ないと聞いた。全くその通りだった。妻は逆だった。妻の笑顔にどれだけ助けられたことか。本当にありがとう。

　一番心配していたのは６人の子どもたちのことだ。妻の長女（美智子）は昨年結婚して今年待望の男の子が生まれた。マリ子は孫に会うことが一番の楽しみになっている。二女（麻智子）も三女（紗智子）も大学を卒業して社会人として得意分野で頑張っている。私の長男（大輔）は小さい頃からの夢であった消防士になって救命隊として頑張っている。今年３月結婚した。娘（麻美さん）がまた一人増えた。早く孫の顔が見たい。二男（翔太）も美容師になることが夢だったが努力で実現した。原宿で頑張っている。専門学校に通う長女（美和）は２０歳になった。語学の勉強で来年４月オーストラリアに留学する。みなそれぞれ夢に向かって元気にコツコツと頑張り続けて欲しい。

　あっという間の１０年だった。天は「乗り越えられない試練は与えない」という。どんなに大変な試練が訪れようがこれからも妻と協力して全て乗り越えていく決意である。「やれば出来る」を自らの行動で示したい。
　お世話になった全ての方々に心より感謝。

 

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2010年を振り返って

皆さんこんにちは。大変ご無沙汰しています。今年もあっという間に年末になってしまいました。ブログもなかなか更新できず多くの方々から「どうしたんですか」。「楽しみにしているんですよ」などと声を掛けて頂きました。本当にありがとうございました。
　今年は独立起業して11年目の年。初心に帰る意味で第２の初年度と位置付けてスタートしました。今日は今年１年間のKA教育を振り返ってみたいと思います。

　KA教育は１月から３月までが契約活動、４月から７月までが春期実践活動、９月から１２月までが秋期実践活動と大きく３つに分かれる。おかげさまで担当させて頂いている学校数も年々増加し忙しくも充実した日々を送ることができた。有難い。
　新学期を間近にした３月４日、課長のN君が突然退職したいと言ってきた。それも１０日後だという。正直驚いた。耳を疑った。一番信頼していたからだ。N君が入社してから４年半。目標に向かって一緒に頑張ってきた。またこの時期が一番重要なことを知っている。しかし退職したい人を無理に留める事は本人にとっても会社にとってもプラスにならない。N君の申し出を受け入れた。問題点はただひとつ。N君の担当校をどうするかだ。選択肢はない。４月まで時間もない。自分がやるしかない。
　この２年間無理がたたって５月下旬に体調を崩したため専務（妻マリ子）は心配した。主治医の言葉も頭を横切った。「今のペースでやっていたらまた体調を崩します。あなたが倒れたらKA教育はおしまいですよ」。
　「やるしかない」から「やれば出来る」に心が変わっていった。健康第一で１学期を乗り切る決意をした。１１年前の起業したての頃は自分ひとりであった。あの頃に比べたら何も恐れることはない。腹が決まると人間は強い。毎朝５時起床。夜は８時過ぎには床についた。規則正しい生活だけを心掛けた。１日７回の研修会を行った日もあった。朝食、昼食を摂れない時が続いた。疲れた日はとにかく早く寝た。４月７日の順天中高から７月２０日の浦和実業まで約２４０回の研修会活動、講演会活動をやり切った。過去最高の回数であり内容であったと思う。秋期も無事に乗り越えることができた。
　これも日々本部教育開発室の業務をミスなく運営してくれた課長の小川君と専務として妻として支えてくれたマリ子のおかげである。本当にありがとう。「やれば出来る」。またひとつ貴重な歴史を刻むことができた。

 

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