妻(マリ子)、母(昭子)、妹(節子)、叔父(大山宏)、叔母(キヨイ)、祖母(清子)と7人であぶくま温泉に伺った。友人であぶくま温泉の支配人杉山さんの陣中見舞いも兼ねて余震で疲れているみんなの身体を癒してあげたかった。
春休みに会津に帰ったら杉山さんとゴルフを約束していた。11日の地震で会津田島は震度5であったが、あぶくまがある白河地域は震度6。土砂崩れで生き埋めの被害も出ていた。すぐに東京から杉山さんに電話した。建物に大きな被害はないがお客さんの安全確保が大変であったと話されていた。
久しぶりにお会いする杉山さんは笑顔はあったものの毎日の激務で疲労がピークの様子であった。当然のことだろう。
地震の後、温泉を無料開放すると、土曜、日曜で2千数百人の方が来られたという。残っていた食材で料理を作り全品500円で提供し、売上は全額被災地に寄付されたそうだ。なかなか出来ることではない。頭が下がる。ご自宅の状況を伺うと、地震後奥さんとホテルに泊まり込まれていて自宅を片づける時間がないと。今も町の体育館や公民館に避難されている方たちに温泉を無料で開放されていると言われた。
杉山さんはいわきから来られた常連客から、今でも浜辺には多くのご遺体が手付かずになっているという話を伺ったという。言葉が出なかった。テレビでは流れない場所でもあの悲惨な状況がいたる地域に広がっているということだ。
お湯に浸かっていると大勢の方々が入って来られた。みなの表情からこの町に避難されている方だとすぐにわかった。サウナでとなりに腰掛けた中学生くらいの男の子が「今回の地震は大変でしたね」と声をかけてきた。知らない中学生の方から声を掛けられたのはおそらく初めてのことだ。ご両親と離れて避難生活を送られていることを聞いた。元気で頑張って欲しい。
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