久しぶりに生まれ故郷会津若松に出掛けた。南会津から車で約1時間。例年より雪が少ない。父と母は結婚して会津若松で暮らした。私も幼稚園まで過ごした。会津若松に行くと何となく懐かしいにおいがする。
今年はNHK大河ドラマが「八重の桜」。会津藩の山本八重(のちの新島八重・綾瀬はるか)の生涯を描く。町のいたる所で「八重の桜」の鮮やかなポスターが目につく。地元の人たちの期待が伝わる。
会津藩では同じ町に住む6歳から9歳の藩士の子どもたち(男子のみ)は、「什」と呼ばれる10人前後のグループを結成。そこでの決まりを定めたものが会津藩の子どもたちの基本「什の掟」(じゅうのおきて)である。
内容は、「年上の人の言うことに背くな」。「きちんとお辞儀をしろ」。「嘘をつくな」。「卑怯なことをするな」。「弱いものいじめをするな」など。現代のしつけにも十分通用する。「什」によって若干の違いはあったものの「ならぬことはならぬものです」。この言葉だけはすべての什で共通だった。
ルールのあるところには当然ペナルティーも存在する。ルール違反者には仲間たちから子どもらしい制裁が加えられた。一番軽い処罰は「無念」。みんなに向かって「無念でありました」と言って、お辞儀をしてお詫びをする。
「今、道徳教育の必要性を感じる」と言われる先生方が少なくない。KA教育が開発した「3D教育プログラム」の「道徳教材」を活用される学校も増えてきている。勉強する環境作りの一環だ。
「時間を守る」。「提出期限を守る」。「挨拶する」。「人の話を真剣に聴く」など「基本的な生活習慣」を身につけさせることが子どもたちの成長にはかかせない。当たり前のことを当たり前に出来るようになって頂きたいと願う。
学校でも家庭でも「ならぬことはならぬものです」。こんな姿勢で子どもたちと関わっていきたいものだ。
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ルールを作り守る。基本だが、中々できない。自分が模範とならなければ。
投稿情報: iいちご | 2013/05/20 13:40
今までは家族とは真逆の時間の中で生活をしていたからか話しをする機会があまりありませんでした。ですが、最近では朝と夜の挨拶はもちろん夕食も一緒に食べることができるようになり会話をする機会が増えました。こんな当たり前のことを今まで出来ていなかったのだと痛感しました。
投稿情報: TMB | 2013/04/22 08:14
あらためて什の掟を見てみると、今も昔も身につけたり守らなければならないものは同じなのだと気づきました。
ならぬことはならぬ。この精神を大切に自分に厳しくいたいです。
投稿情報: tivit | 2013/04/20 12:15