教育現場の風

これからも身体に気を付けて家族仲良く頑張って欲しい。

４月１４日は大輔（長男）の誕生日。
　朝、講演会に向かう電車の中で、「大輔、誕生日おめでとう」とメールした。講演会の帰りにメールを見たが、大輔からの返事はなかった。「今日も泊まりかな？」。

　大輔は消防士。３年前に結婚した。孫の奏羽（そう）も今年７月でもう２歳。早いもんだ。生まれたときは小さかったが順調に伸びてきた。最初の頃は抱っこしてもすぐ泣かれた。妻（マリ子）が抱いても同じだった。一度泣くとなかなか泣き止まない。お父さん（大輔）かお母さん（麻美さん）が抱っこすると機嫌が戻る。少したってもう大丈夫だろうと抱っこするとまた泣き出す。「何だよく泣くな」。なつかれないのは寂しいものだ。
　
　昨年６月大輔が家を建てた。若いのに大したもんだ。家を持つのは私より６歳も若い。二人で頑張れ。
　奏羽も抱っこしても泣かなくなった。ボール投げも出来るようになった。なつくとなおさら可愛い。一人で階段をどんどん上がってしまう。見ている方がハラハラする。子どもの成長は本当に早い。
　先日久しぶりに大輔が麻美さんと奏羽を連れて遊びに来た。美和（娘）も一緒にやって来た。みんなで食事した。

　突然、大輔が「只今」って言った。すると奏羽がすぐさま「お帰り！」と言った。びっくりした。妻も美和も驚いた。そしてみんなで大笑いした。大輔が仕事が終わって朝帰って来ると、奏羽が玄関まで迎えに行って「お帰り！」が習慣だそうだ。

　たまに麻美さんに電話をする。奏羽が近くで大きな声を張り上げる。「今日も元気だな」。安心。大輔は週に２～３日は泊まり。これからも身体に気を付けて家族仲良く頑張って欲しい。

お父さんの娘として生まれて来てくれてありがとう。

４月１３日は美和（娘）の誕生日。
　「美和、２３歳おめでとう」。メールした。「ありがとう！」。返事が返って来た。
　美和からのメールはいつも短文。
　
　用事があって、「今、どこにいるのかな？連絡ちょうだい」とメールすると、「今、電車」。
　食事でもしようと思って、「今日夕飯でもどうかな？連絡ちょうだい」とメールすると、「今日はダメ」。
　いつもこんな調子だ。会ってそのことを言うと、ゲラゲラ笑う。

　以前、何か困ったことが起きて、一度だけ酔った勢いでメールしたことがあった。娘に甘えたかったのかもしれない。
　いつもならすぐに返事来ないのに、この時は直に妻（マリ子）にメールが来たようだ。「お父さんどうしたの？」って。

　父の日やバレンタインのときはネクタイや自分が書いた私の似顔絵などを贈ってくれた。
　少しずつかもしれないが成長してきたかな。

　これからも元気で美和らしく、夢に向かって進んでいって欲しい。
　お父さんの娘として生まれて来てくれてありがとう。

一人一人の生徒が自分の長所を理解し、学校で家で社会で長所を活かせる人間に成長して欲しい。

　東京学園高等学校に伺った。１年生対象の研修会だ。毎年この時期実施している。もう１０年になる。今年はどんな生徒たちかな。楽しみながら学校に向かった。玄関の前に高野淳一先生（学年主任・３Ｄ教育研究会副会長）の姿が見えた。わざわざ到着を待っていらっしゃった。有難い。高野先生は毎年だ。なかなか出来ないことだ。尊敬そして感謝。校舎から会場の体育館まで２分ほど歩いた。

　会場に着くと真新しい学生服を着こんだ新入生が待っていた。例年より入学生が多い。高野先生が開始の挨拶をする。ざわめいた雰囲気が一変した。高野先生の優しい声が生徒たちを包み込む。みな高野先生を見ている。なかなかしっかりした顔つきだ。時々大声を張り上げて生徒を注意する光景を目にするが高野先生は真逆だ。どちらが彼らの心を掴むことが出来るのかは言うまでもないだろう。
　
　高野先生から紹介され壇上に上がった。生徒が一斉に見た。緊張が伝わってきたがウォーミングアップが終わった頃はみな笑顔になった。本題に入るとまた真剣な眼差しに戻った。大したもんだ。メリハリが重要だ。やれば出来る。

　「実践エゴグラムの目的は長所で勝負！」。
　一人一人の生徒が自分の長所を理解し、学校で家で社会で長所を活かせる人間に成長して欲しい。
　みんな頑張れ。夢に向かって努力しよう。

世の中はすべて原因結果。やった人だけが夢を実現できる。

先日ＫＡ教育の新入社員、Ｙ君とＷさんの二人と面談した。先月から楽しみにしていた。やっと実現出来た。１日から風邪をこじらせてしまい、うつしてしまったらしまったら大変だと思い延期にしていた。

　朝８時３０分にＹ君と約束した。５分前にやって来た。上等上等。いつもより緊張しているのが伝わった。質問内容は３点。長所と課題。一番嬉しかったことと一番辛かったこと。将来の夢。彼は真剣に素直に応えた。若いなりにいろいろ大変な経験をしてきたことも理解できた。「母に一番お世話になりました。これからは母を安心させたい」。涙目に話した。母親に対する感謝の気持ちがグッと伝わってきた。大したもんだ。「早く一人前に育てたい」。私の新たな目標だ。「１年間で社内業務を誰の手も借りず出来るようになること」を彼の目標にした。Ｙ君との面談は予定より１５分延びた。

　９時にＷさんと約束していた。彼女は１０分前に来た。Ｙ君との面談中だったので、妻（マリ子・ＫＡ教育専務）が対応した。９時１５分Ｗさんとの面談が始まった。質問はＹ君と同じ３点。社会人経験がある分落ち着いて誠実に応える。思慮深さも伺えた。「今まで両親に沢山面倒をかけました。これからは自立して頑張ります」。ご両親との信頼関係の強さが嬉しく思えた。学校で生徒の前に立って研修出来る人材に育てたい。マンツーマンで指導することを約束した。また一つ目標が増えた。「１年間で自分自身を褒めれる人間に成長すること」を彼女の目標にした。

　新たな目標に向かってみんな頑張ろう。世の中はすべて原因結果。やった人だけが夢を実現できる。「他人と過去は変えられないが自分と未来は変えられる」。コツコツコツコツ頑張ろう。

３Ｄ（出来る・大丈夫・大成功）教育プログラムの由来

ＫＡ教育の「３Ｄ教育プログラム」についての勉強会があった。
　「なぜ３Ｄなんですか？」。よく聞かれる。
　
　１４年前病気で大原簿記学校を退職した。寂しかった。辛かった。沢山のいい思い出を頂いた。
　学生と向き合うことが大好きだった。学生に教えることが大好きだった。真剣にやると彼らも真剣にやった。信じると信じてくれた。可愛がると寄って来た。彼らは本当に純粋だった。悪い奴なんていなかった。いつもいいところを認め努力を褒めた。すると嬉しそうにまた努力した。時には本気で叱った。一緒に喜び一緒に泣いた。彼らに教わったこと。それは「やれば出来る」。

　病気が完治した。「教育の現場で働く」が新しい夢となった。すぐに独立起業した。夢が実現した。
　「子どもたちの夢実現を応援したい」。心から思った。その時、大原の学生たちと一緒に頑張った「あの日」を思い出した。「誰でもやれば出来る」。　　

　「子どもたちに夢を持たせる」。「夢に向かわせる」。そして「夢を実現させる」。その時、先生のかける言葉が、「出来る」。「大丈夫」。そして「大成功」。その想いを教育プログラムの名前に付けた。「３Ｄ（出来る・大丈夫・大成功）プログラム」と。

　先生や親の関わり方で子どもたちは変わる。成長する。頑張ることの大切さを知る。真剣に向き合えば真剣に努力する。
　子どもたちの夢が実現するまで応援し続けていきたい。

いよいよ今日から新年度。「出来る・大丈夫・大成功」を伝えたい

　みなさんおはようございます。

　いよいよ今日から新年度が始まります。本当に時間の経過は早い。この間、「明けましておめでとうございます」と挨拶したばかりなのに。あっという間に３か月もたってしまった。ボッーとしていたらすぐに年を取ってしまう。もったいない、もったいない。
　目標を持って一日一日を大切に生きていきたい。

　今日はＴ中学校１年生の生徒対象研修会とＵ学園の教員対象研修会だ。
　折角縁あっていただいた仕事。お会いする方々に少しでもいいから「今日の研修会はよかった」。「楽しかった」。「これから頑張ってみよう」などと思っていただけたら本当に嬉しい。またそう思っていただけるよう全力で取り組んでいきたい。

　独立起業して１４回目の春を迎えることが出来た。本当に有難い。
　あの時会った高校１年生はもう２９歳。中学１年生は２６歳。みな元気で頑張っているだろうか。社会人として、一人の人間として、夢に向かって頑張っていて欲しいと願う。

　毎年、年間３００回以上の研修会、講演会の機会を頂いている。１回、１回を納得いく準備をして臨んできた。一期一会。今年も今まで以上に「楽しく、明るく、元気よく」、「出来る、大丈夫、大成功」を伝えていきたい。