学校に到着すると受付でご担当の大場宣夫先生(進路指導部長)が待っていらっしゃった。10分前だったので会場に向かった。会場にはいつもより多くの保護者が席について会の始まりを待たれていた。あとからあとから保護者が入室されてきた。担当の先生は新たに机を準備した。
参加者約100名。ご夫妻で参加されている方もいらっしゃった。最近はどの学校でも父親の参加が目立つ。父親が子どもの教育に関心を持つことは非常に大切だ。
講演が始まると前の席の方はもちろんだが、後ろの席の方も真剣に聴いて頂いていることが分かる。しっかりメモを取られる方。こちらの顔をよく見てうなずきながら聴かれる方。寝ている方や隣の人と話しをする方などいない。この姿勢を子どもたちにも見せたいくらいだ。「成功の第一歩は人の話をよく聴くこと」。いつも生徒研修会で話している。60分の持ち時間もあっという間に過ぎてしまった。保護者の真剣な姿勢がいつも以上に嬉しかった。
終了後、大場先生が「折角ですから何か質問ありませんか。個人のことではなく全体に関わることをお願いします」と。いつもならどの会場でもあまり質問など出ないが、今回は6名の保護者から質問を頂いた。どれも大切な内容だった。こういう保護者を持った子どもたちは幸せだ。親の姿を見れば子どもも分かる。
どの学校でも先生方からよく伺う。「本当に来て欲しい、話を聴いて欲しいという保護者がなかなか来てくれません」と。
子どもの成長には親の関わりがとても重要だ。子どもに関心を持ち子どもたちと充分なコミュニケーションを図って頂きたい。もう一度見直されてはいかがだろうか。「家庭における親と子どものコミュニケーション」。
最近のコメント