KA教育で昨年から重点的に取り組んでいることがある。それは「個人の能力アップ」と「効果的な仕事の進め方」だ。
仕事の進め方については何か問題が起きたときにその都度確認してきた。「まずい」と感じたときにすぐにみんなを集めた。何が問題なのか。どうしてそうなってしまったのか。今後同じミスを起こさないためにどうしたらいいのか。みんなを指して意見を聴いた。みな真剣だ。ミスを起こした人だけを指導してもすぐには改善されない。誰かのミスをみんなで学ぶ。みんなでミスをなくすために協力する。出来る人が苦手を助ける。どんなに小さなことも見逃さなかった。「これくらい」が油断につながる。小事が大事。一事が万事だ。小さいことが出来ない者が大きな目標を達成することは出来ない。一人ひとりが力をつけて自己実現して欲しい。家族のためにも自分のためにも。一人ひとりの実力アップが会社を発展させる。KA教育の発展にはスタッフの実力アップは欠かせない。毎回の事例研究の成果が少しずつだが実ってきたように感じられる。
特に力を入れたのは「報・連・相」だ。報告、連絡、相談。仕事の基本だ。悪い事ほどスピードが求められる。遅れたことで取り返しがつかない場合もある。仕事はひとりでは出来ない。独りよがりでは仕事をする資格すらない。子どもたちに「コミュニケーション能力」の重要性を訴えるKA教育ではみな当たり前に出来ないと困る。でもなかなか出来ない。なぜか。それは相手の立場に立って考えることが出来ないからだ。これは本当に難しい。相手が何かを言ってくるということは必要だからだ。急いでいるのだ。困っているのだ。自分勝手に重要度を決めてはならない。言われたらすぐやる。すぐ報告する。すぐ出来ないときはいつまで出来るのか相手に理解して頂く。一日で出来ないときは途中経過を報告する。常に相手に安心して頂く事が信用を勝ち取ることにつながる。先哲曰く「人の信用を得る根本は約束を守ることだ」と。
KA教育は今年も相手の立場に立って考えることを意識して行動したい。コミュニケーションの一番のポイントだ。
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