日馬富士が勝った。悲願の初優勝。
久しぶりに大相撲をテレビで観た。こんなにゆっくり観るのはいつ以来であろうか。病気にも少しは感謝しなければ。いい相撲が続いた。
優勝決定戦は横綱白鵬と大関日馬富士。モンゴル決戦だ。今場所の取り組みから五分五分か?。どちらが勝ってもおかしくない。最後は日馬富士の勝利への執念が白鵬を上回ったのであろう。
日馬富士は16歳で来日して約9年。初土俵は86キロ。大関になった現在でも126キロ。幕内平均体重を31キロも下回る最軽量力士だ。「体が小さいから精神力で負けたら相撲にならない」。師匠の指導で1日50番以上の猛稽古でスピードを磨いたと言う。
大関かど番の千代大海、負ければ来場所は関脇。7勝7敗の五分で千秋楽を迎えた大関琴光輝も負ければ負け越し。両大関とも渾身の力を振り絞って勝ち星を掴み取り、勝ち越しを決めた。二人ともこの1勝は大きい。
初日から14連敗中で、今場所まだ勝ち星がない豊真将も千秋楽に初白星。勝ち名乗りを受けた瞬間、両国国技館内中から大拍手を浴びた。余程嬉しかったのだろう。涙ぐんだのが画面を通して伝わった。感動した。相撲ファンは温かい。この1勝は一生忘れることができない1勝になるだろう。
必死の人は皆から応援される。必死の人は皆に勇気を与える。そして必死の人が最後は勝つ。
子どもたちにも何かに向かって必死に頑張ることを体験させたいと思う。
============過去の記事はココから============
最近のコメント