国の借金が846兆円。国民ひとり当たりの借金は663万円になるという。オギャッと生まれたばかりの赤ちゃんから年金生活のおじいちゃん、おばあちゃんまで含めてである。労働人口一人当たりにしたら2000万円近くになるのではないだろうか。しかもこの借金は1秒ごとに数万円の単位で利子が増えており、何もしなければ借金が増えることはあっても決して減らない。
税収が50兆円として借金が税収の17倍にもなる。一般企業だと適正な借入金は年商の半分程度だ。家計でも年収の17倍もの借金(もともと貸してはくれないが)があったら大変なことだ。例えば年収500万円の家庭でその17倍にあたる8500万円の借金があったらどうであろうか。よほどのことがない限り返せない。ましてやその借金を自分の大切な子どもや孫に引き継ぐなんてことは正常な感覚の持ち主であれば出来ない。
不況で会社経営が大変な時代だ。特に中小企業の経営者は頭の痛い日々が続く。会社を継続していくためには、売上を伸ばすことと経費の削減しか手当てはない。誰も助けてはくれない。自分たちでやるしかない。
国の経営者は本気になってそういう努力をしているのであろうか。自分たちの犯したミスを国民に押し付けることは絶対許されない。いつも立場の弱い人が苦しむ。
選挙になると「無駄の排除」と言っているがどれだけ実行しているのか。国会議員を減らす。国会議員のボーナスを減らす。例外無しで天下りをなくす。公務員の人数を削減する。現状を考えたら1円たりとも無駄なお金は使えないはずだ。国の経営者は本当に分かっているのであろうか。人の金(税金)だと思って平気で使っているように思えてしまう。
子ども達が夢と希望を持って生きることが出来る世の中を責任ある大人は真剣に考え築いていかなければならない。
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