本日朝、8階病棟看護師の責任者山口みどり課長と面談した。
何度か病室や廊下でお目にかかったがゆっくり話すのは初めてだった。
会津なまりのイントネーションで優しく温かい印象を持った。
「昭子さんも息子さんとお嫁さんが東京からお見舞いに来てもらえて幸せですね。
東京と若松を行ったり来たりで本当に大変でしょう。
東京で生活している人は親が入院しても病院にまかせっきりでお見舞いも来ない人が多いんですよ。
子どもや孫の顔を見るだけでも患者さんにとっては励みになります。
病室でお泊りになるのは疲れが取れないでしょう。
ご自身のお身体も大切にして下さいね」。優しいお言葉を頂いた。嬉しかった。
この病院の先生や看護師の皆さんは本当に素晴らしい。
母はのどに管が入っているので痰が溜まるそうだ。
痰が溜まると母は左手に持っているブザーを押す。
すぐに看護師が入って来て「昭子さんどうしました?」と元気な声で母を訪れる。
母はのどを指差す。
看護師は持ってきた吸引器を母の喉に入れ「ちょっと苦しいですよ」と言って痰を取り出す。
母は苦しそうにのどを鳴らす。見ている方も辛くなる。
多い時は1時間に3回も4回も看護師を呼ぶ。その都度、エッツエッツとのどを鳴らす。
終わった後母を見ると涙を流している。朝も、昼も、夜も夜中も痰は母を苦しめる。
ブザーを押すとまた看護師はやってきて母を救う。本当に有難い。心から感謝。
山口課長から提案があった。
「お母さんはいつどうなるかわからない状態です。竹田病院ではそのような患者さんにゆっくり治療に専念して頂けるよう10階に特別の病棟があります。よかったら見学に行きませんか」と。
母に話したら「ここの個室で十分だ。これ以上高い部屋でなくて大丈夫だ。あんまりお金使うな」と言われた。
母らしい。
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