久しぶりにＫＡ教育の安部君と懇談する機会を得た。入社して間もない彼はいつも周りに気を使う優しく温厚な男である。仕事に対してはとにかくまじめで努力家だ。
彼の人間性を知る出来事があった。それは夏休み前の「大そうじ」の場面である。本社の屋上のそうじを彼一人に任せてみた。そんなに広い屋上ではないが、なかなか戻って来ないので、心配になって行ってみると、「もうすぐ終わります」と、汗まみれの彼がいた。屋上を見渡すと、このまま寝転べそうなくらい磨かれた景色が目に入ってきた。手すりも見違えるほどきれいになっていた。正直感動した。こんなに「そうじ」が出来るやつは、仕事でも必ず結果を出すと確信した。
夏休みが終わり２学期が始まった。彼は毎日必死になって頑張っているが、なかなか形となって現れない。そんなに甘くはない。「仕事はどうだい。結果が出なくて大変だろう」。「とにかく仕事が楽しいです。いろんな先生にお会いできて、いろいろな話が聴けて充実しています」。屈託のない笑顔で、元気に話す言葉を聴いて、喜びとやる気が湧いてきた。ありがとう。
「仕事が楽しい」。本当にいい響きである。
何でもそうだが、どうせやるなら楽しんでやりたい。夏の暑さを楽しみ、冬の寒さを楽しみ、病院の待合室を楽しみ、仕事の苦情を楽しむ。病気で入院しているとき、苦しかった職場（戦場）に一日も早く戻りたいと本気で願った。あれから「今を楽しむ」ことの素晴らしさを学んだ気がする。
楽しみながら夢をつかみたい。
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イノシシさんコメントありがとうございます。私も昔、「無駄に明るい」とか「肩に力が入りすぎ」とか「変人」とかいろいろ言われたことを思い出しました。しかし誰も助けてくれません。結局は自分がやるしかないんですよね。自分は自分。自分らしいのが一番いいと思います。
投稿情報: KA | 2007/09/21 07:18
ピンポンさんコメントありがとうございます。仕事でも勉強でも「何のために」を考えていないと、つまずいたときに嫌になってしまいます。そして「楽しむ」ことが長続きする一番の要因になると思います。結局、全て自分ですよね。
投稿情報: KA | 2007/09/21 07:10
私も、なにかひとつの事をとことんこだわる性格なのですが、多々必要のない無駄な動きがあります。
「なぜそこにこだわる？」と言った意見もあります。
そして大変疲れます。
よく「イノシシ」と言われます。
そして失速します。
長所が短所になり短所が長所になる事もありますが自分らしく楽しく生きたいです。
投稿情報: イノシシ | 2007/09/19 20:48
仕事を楽しめる人生は、素晴らしいと共感します。
自分ははたして楽しんで仕事をしているかのかと自問自答したことがあります。
毎日が精一杯の状態なので、楽しむという実感というか余裕がないように思ってしまいます。
これは、体に良くないことだと感じつつ日々を過ごしています。
不器用な自分に、あれこれと整理することは重要。「夢」を持つことはエネルギーの源と思い、
これからコツコツと楽しめる技を工夫したいと思います。
人生を朗らかにすのも自分と決めて行動を開始。
投稿情報: ピンポン | 2007/09/19 18:58
クッキーさんコメントありがとうございます。一度しかない人生、社会で、会社で、自分のいるその場所で、「必要だ」と言われる自分でありたいと思います。
投稿情報: KA | 2007/09/19 18:18