文部科学省の諮問機関である中央教育審議会の小学校部会は、国語や算数などを中心に、小学校の授業時間数を増やす方針を決めた。また、高学年で初めて英語の授業を導入する一方、ゆとり教育の目玉とされた「総合的な学習の時間」を削減するという。小学校の授業時間増は30年ぶり。中学校でも授業時間を増やす方向で検討が進められている。
これまで授業時間は、週5日制の導入や詰め込み教育への批判から減少傾向にあった。それが一転して増やすことになったのは、子どもたちの「学力低下」が大きな要因なのだろう。
授業時間を増やせば本当に学力が上がるのだろうか?
私は以前、専門学校で資格取得教育に18年間携わり、多くの学生と接し、多くの合格者を輩出してきた経験がある。「頭がいい順番で受かるのではなく、合格したいという意欲の強い順番で受かる」が口癖だった。
いくら知識が豊富で経験豊かな先生が教えても、生徒にやる気がなければ成績は一向に上がらない。逆に、知識や経験が多少浅い先生でも、生徒のやる気・意欲を高め、生徒が真剣に勉強に取り組めば必ず成績は上がる。
「いかに生徒のやる気を高めるか」が成績アップのポイントであると思う。
「何のために勉強するのか」という動機付け。「こうすれば成績が上がるよ」という、その生徒にあった、より具体的な指導の実践。そして、何より「生徒を褒める」ことが生徒の学習意欲を高める。
「よく頑張っているね」。「最近成長してきたね」。そんな親の一言が子どもをやる気にさせる。
勉強することは楽しい。知らなかったことを知る喜びは大きい。子どもたちに伝えたい。
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寺田さんコメントありがとうございます。私も簿記を指導していましたが、貸借が一致したときの感動は今でも忘れられませんね。何でもいいから一つのことで自信がつくと、他も頑張ろうという気持ちになってきます。子どもたちも最初の一つが重要ですね。そのためにも親子のコミュニケーションが最も大切だと思います。
投稿情報: KA | 2007/09/08 10:55
遅くなったコメントですいません。正直私は、小学校、中学校と勉強もやらず野球ばかりやり、都立のだれでも入れる商業高校にしか行けませんでした。しかし商業高校で簿記会計と出会いまた簿記会計の先生も良い先生だったので、他の勉強でも自身がつき、なんと商業高校には珍しく現役でしかも一般入試で(すいません自慢になって)大学に行かせてもらいました。簿記会計という科目で勉強がたのしくなり、また簿記会計の先生のおかげで私は勉強するようになりそして自信がついたので今日があると思います。勉強というのはやらされてやるのでは、身につかないが、自分からやる気になったときは本当に身につくものだと思います。私も2人の子を持つ親としてまず子供に勉強する意味や、夢や目標目指すことを教えてあげることが先だと思います。良い学校とか良い塾捜している場合でないではないと思います。
投稿情報: 寺田 誠司 | 2007/09/08 00:33
ピンポンさんコメントありがとうございます。子どもたちの学力向上のために、指導方法の工夫が問われています。「科目別理解度別クラス編成」など、一人ひとりに適した方法を考案して欲しいと思います。
投稿情報: KA | 2007/09/04 20:51
パソコン館さんコメントありがとうございます。勉強は一生です。社会人になってからの勉強のほうが大変ですよね。日々頑張りましょう。
投稿情報: KA | 2007/09/04 20:45
「授業時間を増やせば本当に学力が上がるのだろうか?」
これから「質」が問われると思います。子どももそれぞれ課目によっては習熟到達度が異なりますので、一様にカバーすることは困難なことだと思います。
子供達も何のため、学習なのか?将来に希望ある仕事などが発見できれば、真剣に自ら学ぶ姿勢が芽生えると思います。
未来の子供達の好奇心が持てる社会が今こそ問われているように思います。
投稿情報: ピンポン | 2007/09/04 18:13