先日、「うちの子ども(小学生)は担任の先生が嫌い」という親の話しを聞いた。
大人は会社にいる時間(仕事に携わる時間)が一日のうち最も多いだろう。上司や同僚との関係がうまくいっていないと会社にいる時は気が重い。仕事にも影響が出てくる。自信もなくなってしまうのではないだろうか。
同様に子どもたちは学校にいる時間が長い。好きな先生の授業は面白い。逆に嫌いな先生の授業は聞かない、という子どもたちの声を耳にする。正直な意見だろう。小学校では担任の先生が授業をするわけだから「担任の先生が嫌い」だと、授業も真剣に聞けないのではないか。授業を聞かなければ成績が下がる。勉強が嫌いになる。学校も面白くなくなる。自分はだめだと自己否定する。そんな悪循環に陥る前に問題を解決すべきである。大人なら我慢もし、自分で考え、乗り切る知恵を出すことも出来るが、子どもはそうはいかない。周りの手助けが必要だ。
子どものちょっとした一言や態度の変化を親はいち早くキャッチしたい。
人間には相性の良し悪しがある。先生と子どもの間にも存在するだろう。先生といえども人間である。全ての子どもに好かれることは難しいが、せめて嫌われない先生であって欲しいと願う。
人間が好きである。子どもが好きである。子どもに教えることが好きである。そんな人に、先生になっていただきたい。
そんな先生にめぐり会えた子どもは幸せである。
先生が好き。勉強が好き。学校が好き。そんな子どもが大勢いたら将来が明るい。
子どもは担任を選ぶことが出来ない。
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猫さんコメントありがとうございます。お子さんが先生の悪口を言ったときの親としての対応は素晴らしいと思いました。近頃は親が子どもの前で先生の悪口を言うことが少なくない。親の影響は大きい。自分と考え方が違う人ともコミュニケーションをとって理解しあえる関係になりたいと思います。
投稿情報: KA | 2007/09/10 08:25
社会に出た大人、学校教育にいる子供。両方ともにいえるとおもいます。
でも、世の中全てが自分に合った人ばかりではないので、そこをなんとか前向きに捉えて大人は会社、子供は学校でうまくやっていかなくてはならない。子供が先生の悪口を言ったとしても、同調せずに「どこか先生のいい所がある」事を一言いってあげると、結構子供の怒りはおさまります。大人はピリピリせずに「鈍感力」も必要かも。
投稿情報: 猫 | 2007/09/09 18:24
いちごさんコメントありがとうございます。子どもは先生の影響が大きい。先生次第で成長が決まってしまうといっても過言ではない。好きな先生の授業は聞くが、嫌いな先生の授業は全く聞かない。先生は生徒からある程度好かれる努力も必要ではないだろうか。そのためにも先生にはまず生徒を好きになって頂きたい。教育は本当に大変ですが、やりがいのある重要な仕事ですよね。
投稿情報: KA | 2007/09/08 22:03
高校の選択科目で簿記があった。将来を考え選択したが、先生とのやり取りで切れる事があった。顔を見ると拒否反応が出て学ぶことをやめた。自分のために明確な目標がなかったと今は悔やむ。
投稿情報: いちご | 2007/09/08 21:51
教えて頂いている時は嫌だなと思っていても、後になってあの先生よかったなという場合もありますよね。それは厳しくても、本気になって子どものために指導されたからだと思います。「子どものため」を実践される先生の心は必ず子どもに伝わります。
投稿情報: | 2007/09/08 21:44