KA教育の「3D教育プログラム」では、年2回、春・秋に「エゴグラム診断」を実施する。春は自分を知ることが目標であり、秋は成長を確認することがねらいである。この結果を生徒本人、担任の先生、保護者の3者が理解し、今後の努力目標、指導の方向性を確認する。ちょうど今、秋の診断時期であり、結果(実践レポート)を持って学校に伺い、先生方との勉強会を行っている。特に、「3D教育プログラム」の担当責任者の先生方は本気である。
いかに生徒を伸ばすか。どのようにクラス運営したらよいのか。やる気のない生徒への対応は?
本気になればなるほど悩みは尽きない。例え、昨年うまくいった方法でも、今年の生徒に通用するとは限らない。生徒は毎年変わる。一人ひとりにあった指導法を考え実践しなければいい結果は出ない。人を育てるということは容易なことではない。先生方も大変である。
昨日は、自由ヶ丘学園高等学校に伺った。この学校では総合学習で実施しているため、全体の先生方への報告会の前に、総合学習担当の先生方への報告会を行っている。参加者は責任者の笠間陽弘先生、端山淳子先生、木村眞二先生、可児研一郎先生の4名である。みな生徒への想いが熱い。「生徒をよくしたい」の熱意が伝わる。学校全体、クラス別、個人別と報告が続く。みな真剣に聴いている。先生方の一番の関心は今後どうすべきかである。報告が終わると質問が飛び交う。切羽詰ったものもある。教育現場で真剣に取り組んでいるからこそ出る悩みだ。本気がうかがえる。必死さが伝わる。こんな先生が大勢いたら現場が変わると確信する。
指導する側(先生)と指導される側(生徒)の関係で一番大切なことは「信頼」であると思う。特に、先生は生徒から信頼されないと成立しない。人は自分を理解してくれる人が好きだと思う。生徒も自分を理解してくれる先生を信頼する。
まず生徒を好きになる。それが教育のスタートかと思う。
============過去の記事はココから============
自分の事を振り返った時、やはり先生が自分のことを好きだと感じたら自分もその先生の事は好きでした。
その上で自分のことを理解してくれたら尚好きになると思います。
友達に関しても自分は苦手な友達でも自分のことを好きでいてくれると嫌な気はしません。
少なからず嫌いにはならないと思います。
正直言って自分はみんなから嫌われたくないし好かれたいです。
やはりそれには自分が人を好きになる!
でもそうも行かないので先ずは嫌いな人を作らないようにその人の良いところを見つける事から始めたいと思います。
投稿情報: ('э') | 2007/10/29 01:39
熱き情熱を持った自由ヶ丘学園の先生方へ応援のエールを送りたい気持ちで一杯です。
本気になって生徒に体当たりしている様子が目に浮かびます。きっと生徒たちも満足しながら学校生活を展開しているようですね。
先生も生徒も互いの気持ちが、理解しあえれば相乗効果が相当アップされていくことでしょう。
子ども達の笑顔が、何よりも増して先生方の「熱き情熱」をさらにヒートアップさせてくれているのでしょうか。
私も生徒の頃に振返ってみれば、理解してくれる先生には、「信頼」のバッチをプレゼントした記憶があります。
どうか、プレゼントは別としても「信頼」の勲章をいつでも授与される先生が多くなることを願っています。
投稿情報: ピンポン | 2007/10/24 19:13
先生は生徒のことを好きにならなければ確かに生徒から信頼されませんよね。でも生徒から信頼されれば先生もさらに本気になり生徒も本気になりますよね。そうなりますと親も本気になり、世の中が善くなりますね。
投稿情報: 寺田 誠司 | 2007/10/23 11:39