友人の古屋さんご夫妻が二人のお子さんを連れて山梨から遊びに来てくれた。2年ぶりである。抱っこされていた長男の皓羽(こう)君も今年12月で3歳になる。「菊地さんこんにちは」。言葉を発するのを初めて耳にした。こんな小さな子どもから菊地さんなんて言われたことがない。照れくさい。「菊地さん何歳」。とっさの質問にもっと驚いた。周りに人がいたので何と応えていいものか迷った。ちょっと恥ずかしかった。9月に1歳になったばかりの碧來(せら)ちゃんに会うのは初めてだ。まだ人見知りがあるようで、抱っこしてもママのことが気になるようだ。
彼との出会いは3年前の9月に遡る。温泉が大好きな私は妻と伊豆に出かけた。ホテルに早く到着し、ゆっくり温泉につかっていると、青年(?)が洋服を着たまま入ってきた。「湯加減どうですか」。「丁度いいですよ」。何気ない会話だったが、今時珍しい好印象だった。夕食のときもたまたま隣の席だった。若い奥さんは優しそうな方で3ヵ月後に出産を控えていると言う。翌日チェックアウトの時に、お互い住所を教えあい、東京に遊びに来ることをお誘いした。翌年(2年前)の夏、皓羽君を連れて沢山のお土産を持って遊びに来てくれた。忙しいのにいつも気にかけてくれ、山梨の果物などを送ってくれる。縁は粋だ。
彼はスポーツインストラクターをしている。会社では取締役兼店長で15人のスタッフを指導している。生徒数は1500名にのぼるという。毎朝8時頃から深夜まで仕事が続くそうだ。管理者の職責と現場でのレッスン。大変さがよくわかる。奥さんは体調を心配されている。私より8歳若いが性格が似ているところがある。まじめで誠実、教育の話になると熱い。何よりも生徒に指導することが大好きである。帰り際、「身体に気をつけて」と言うと、「菊地さんの方こそ大切にしてください」と心配された。
夜、留守電を頂いた。「菊地さんありがとう」。皓羽君の可愛い声だった。また来いよ。友人の子どもとも友人になれたかな?
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「縁」とは本当に不思議です。どんなに近くにいる人であって、もなかなか上手く付き合えない人もいるかと思うと、ひょんな出会いで知り合った方と本当に意気投合できたりと。人は一人では生きては行けないものです。小さな「縁」も大事にしていける人間にならなくては^^
投稿情報: こづ | 2007/10/29 13:20
現在の会社に入社し5ヶ月が経とうとしています。
職場の先輩方とは非常に楽しく仕事をさせていただいています。
「袖刷りあうも他生の縁」の様で前から知っている感じがします。
しかし、このことわざは初めて知りました。
この縁を大事にし、これからも楽しく仕事が続けられる様にし頑張ります。
投稿情報: ぽりぷろぴれん | 2007/10/26 21:06
縁とは、不思議なものですね。
科学的にも説明しにくい言葉です。仕事でもプライベートにおいても、多くの出会いからたくさんのことを得られるチャンスですね。
私も田舎から出てきてたくさんの方と縁をさせて頂き、今日があると感謝しています。
また、良きパートナーとかわしい子宝に恵まれ幸運に思います。
年々、当たり前ですが年を重ねていくと疎遠になる方もいますが、工夫して年賀状や電話連絡をしながら大切にいくことも忘れてはいけないと感じています。
秋の後は冬の季節です。心を暖めて充実の日々にしたいと思っています。
投稿情報: ピンポン | 2007/10/25 20:36