妻と二人で友人であるT学園高等学校のY先生のお見舞いに伺った。先月突然倒れ、現在懸命にリハビリにチャレンジしている。入院されたことを伺ったときは全く信じられなかった。数日前に連絡頂きしっかりした口調に安堵した。
KA教育3D(研究会)にも元気に参加される。いつも妻にお花を頂く。そんな先生は他にいない。ある意味不思議な先生だと感じていた。T学園での先生方との勉強会ではいつも積極的に参加され、私の話をパソコンに入力される。生徒への指導方法についても熱心に質問される。先生をしていると人に質問することをあまり好まないのではないだろうか。しかし彼は違う。本当に何にでも熱心な先生である。
病室に到着するとリハビリ中で、「4時前には戻りますのでナースステーションの前で待っていてください」。ベットの上にメモがあった。気配りの人である。何分か経つと笑顔の彼が汗を流して現れた。その手には杖があった。若干やせられたかもしれないが予想以上に元気でホッとした。彼の口から最初に出たのは生徒のことだった。驚いた。自分のことで精一杯なはずなのに。心配だと言う。生徒を想う気持ちが伝わる。「早く教室に戻り生徒に会いたい」。4度入院した私にもよく分かる。その後、倒れたときのこと。学校のこと。奥さん、お子さんのこと。実家のこと等いろいろ聞かせていただいた。「こんなに話せるようになったんですよ」。屈託のない笑顔が清々しい。「いろいろな人に支えられていることを実感しました」。印象的な言葉であった。人は誰でもひとりでは生きていけない。朝目が覚めてから夜寝付くまで一生懸命身体を動かすという。挑戦が伝わる。頑張りすぎないで欲しい。
帰りにわざわざ玄関まで見送ってくれた。「また一杯やりましょう」。「いいですね」。お互い酒好きだ。力強い握手を交わした。
一日も早く回復され、大好きな生徒のもとに戻って頂くことを心より願う。本当に人間が好きな先生である。
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生徒を想う気持ちが伝わる。「早く教室に戻り生徒に会いたい」。4度入院した私にもよく分かる。
この文章からも本当にお互いに相手の気持を分かってるのだと感じました。
色々な経験を通して相手の気持ちを理解する事ができるんだと思います。
そして経験の無い事や理解できない事があったとしても相手の立場になって考える事が大事なことも頭では分かっています。
しかし難しいです。
人間を好きになれる人間になりた~い!
です。
投稿情報: ('э') | 2007/10/29 00:58
行き続けることは、本当に素晴らしいことと思います。
病気になって初めて周りからのサポートに対して感謝することに気づくケースがあるかもしれません。
リハビリも自分との根競べ。目標のある方は、きっと諦めずに克服されることでしょう。また、現場復帰する意気込みが感ぜられます。必ず復活して大切な生徒の元へ戻っていけば、生徒たちが大きな笑顔で出迎えてくれることは間違いないでしょう。
病との対決は、焦らず、じっくり、静養して体力を蓄えてベストコンディションでキックオフ!
また、ご家族に対しても一日も早く元気になられてことが、何よりと思います。
これからもリハビリに一歩も引かずに地道に勝って頂きたいと思います。
頑張れ!Y先生!フレーフレー!
投稿情報: ピンポン | 2007/10/27 17:46
人という字は、人と人が支え合ってできてるといいますが、私の場合は時々そのことを忘れてしまい、オレがオレがになって生きているような気がします。Y先生のように常にいろいろな人に支えられて生きていること忘れない人間になりたいです。そのためにはまずこのブログの題名の通り人間を好きになることが大事ですね。
投稿情報: 寺田 誠司 | 2007/10/26 22:29
大変な病気に挑戦している姿に心を打たれます。「事実などない。あるのは解釈だけだ」(ニーチェの言葉)。病気一つでも捉え方次第で、「一病息災」(持病の一つぐらい抱えているほうが長生きする)で元気なものです。挑戦している姿こそ、他人に大きく影響しているということです。ただし、細心の注意をする事も大事。お互いに気をつけたいものです。
投稿情報: 坂 | 2007/10/26 19:52