巣鴨信用金庫の古田君と懇談した。第1KAビル建設に当たっても融資の件で大変お世話になった。フットワークがよく頭の回転も速い。状況をみて忙しいのを察知すると「また来ます」と言ってすぐ帰る。世間で言われているKY(空気が読めない)とは全く逆である。相手の立場にたって考え行動できる。KA教育の仕事にも大変関心を持って頂いていることが日頃の会話から読み取れる。
彼は教育に関心があり英語の先生になりたかったという。中学1年生のとき勉強嫌いで成績が悪かったそうだ。母親に通信簿を見せた。母親は三面鏡に向かって見ていた。三面鏡を通して見えた母はうつむきかげんだった。彼を背にして母は一言。「勉強が出来なくてもいい。しかし努力はしなさい」。そのときの母の後姿が小さく見え、勉強頑張ろうと決意したそうだ。腹が決まれば何でも出来る。先輩の紹介でスパルタ塾の夏期講習会に参加。朝9時から夜8時頃まで2週間本気で打ち込んだそうだ。睡眠時間も2時間くらいで頑張ったという。夏休み明けの試験では英語は80点。今まで20点、30点の彼の変身にクラスメートも驚き、それ以来友人に英語を教えるまでになったという。努力の結果友人の彼を見る目が大きく変わったそうだ。一つの自信が次の努力に結びつく。きっと彼のお母さんも喜ばれたことであろう。
勉強しろ。勉強しろ。と言ってもなかなか出来ない。なぜ勉強するのかを、親が、先生が自らの言葉で子どもに語りかけて欲しい。勉強は出来ないより出来たほうがよいと思う。大切なことは勉強するという努力をすることだろう。勉強する努力が出来ないようでは社会で通用する人間にはなれない。子どもたちには、今、自分の目の前にある課題に向かって努力し続けて欲しい。
努力の積み重ねが成長の鍵である。努力はうそをつかない。
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20年前の高校3年生時大学受験をすると父に話しました。商業高校の私にかなり厳しいと言われましたが、一つだけ方法があると言いました。それは一教科につき2冊問題集を買い、そして買った問題集を20回以上やりなさいということでした。ちなみに父は中学卒業ですが、高圧ガス、危険物取り扱い、自動車一級整備士などいろいろな資格を15こも取ってたので、父の勉強方だと思い私も騙されたと思ってやりました。そして受験に臨んだ結果合格しました。というのも20回も同じ問題集をやれば、たとえば英語であれば問題の傾向も覚えますし、問題集に出てくるすべての単語は暗記するので長文の意味もよくわかり、問題も簡単に思えました。私は父に言われた通りに勉強しましたが、今思えば同じ問題を何回も繰り返すという地道な努力のおかげで大学へ進学できたと思います。たいしたことのない努力の積み重ねこそ大きな結果なると思います。
投稿情報: 寺田 誠司 | 2007/11/20 23:35
学生時代には、苦手な科目や苦手な事を避けてきた私は、やはり、社会に出てからもそういった心の傾向性は、なかなか変えられないものです。
しかし、社会に出て、親になり、“苦手”といっただけでは、通りすぎることのできないことも多くあります。しかし、苦手な中にも少しずつでも『努力』をすることで、苦手としていたものに取り組めるようになってきました。
『努力』をしたことが、必ず力になるという体験をつめるのも、そうした『努力』をした人しかわからないこのなのでしょうね。
投稿情報: aya | 2007/11/20 23:22
「勉強する努力が出来ないようでは社会で通用する人間にはなれない。」
グサッと来る言葉です。
やはり努力するには決意が大事なんですね。
努力している人は、何のために努力するのかがはっきりしているんだと思いました。
「努力はうそをつかない。」
逆に努力しないと、うそをつくのかもしれません。
投稿情報: ('э') | 2007/11/19 23:47
私も苦手な科目と得意な科目がありました。苦手な科目は、どうやらその担当教諭と相性も合わず、悶々としていた記憶があります。
自分が中高、そして大学1年生の頃までは、あまり将来の進むべき道も深く考えていない時期から、一変して大学2年生時に良き先輩より大変に心に残る言葉ら将来への「努力」を開始。
その甲斐があってか、いざという時にはその「努力」が自分を支えてくれたことも覚えています。また大いなる自信にもなりました。その時、自分の首にはメダルを掛けてもらったような気分でした。
これからの子ども達にも「努力」の挑戦を継続することはとても意味があり、深いことを理解させていかなければ、大変な社会で対応できなくなるかもしれません。
だから、私は「努力」継続の子どもには今は見えない将来の「メダル」たくさん掛けて応援したいと思います。
投稿情報: ピンポン | 2007/11/19 20:02