O高等学校で先生方に対する勉強会を実施した。窓口責任者の先生から「何のために3D教育プログラムをやるのか、再度、意義付けをして欲しい」との強いご要望を頂いた。人は「何のため」が明確にならないと意欲が湧かない。生徒であればなおさらだろう。
先生によると、生徒との関わり方について、説明を聞いたときは理解、納得するが、忙しい日々の業務の中で、なかなか実践が続かない。そのため手応えを感じていない先生もいるそうである。先生の疑問、不安はそのまま生徒に伝わる。生徒は純粋である。生徒は敏感である。このプログラムに基づいた生徒との関わりを実践し続ければ必ず結果が出る。生徒の意識が高まる。どんなことをしても教育の成果が出るまでには時間がかかるであろう。また何によって良い結果が出たかを分析することも難しい。あとは先生と生徒の根競べである。生徒の成長は指導者の費やしたエネルギー量に比例することを経験してきた。
数日前に依頼を受けてからズーッと思考を繰り返してきた。どうすれば先生方に理解して頂けるのか。また、持続して頂けるのか。風邪による発熱と咳でボーっとしているなかでも思考している自分に気づく。夢にも出てきた。何とか伝えたい。
50分の勉強会が始まった。いつにもまして必死だった。先生方対象の勉強会では場の雰囲気に合わせて話を変えることが多かったが今回は違った。KA教育での活きた事例もお伝いした。妻の話もした。目が合う先生が多かった。頷いている先生方がいつもより多くいたことが嬉しかった。
終了後、責任者の先生から「今日は迫力が凄かったですね」と満足気に言われた。今日の勉強会が少しでも生徒の成長に役立てられたら喜ばしい。
また一歩、「やれば出来る」を体験した。
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仕事のみならず、全てにおいて「何のため」という事は明確にしていかないと、すぐに諦めてしまい、つまずいてしまうと思います。つまずいたとしても「んっ?!」と立ち止まり、しっかり「何のため」かをもう一度明確にして、又一歩を踏み出せばいいのだと思います。
投稿情報: こづ | 2007/12/22 13:32
「何のため」が明確でないと中々持続できません。
途中で挫折してしまいます。
色んな事がありいっぱいいっぱいな時こそ「何のために」をもう一度明確にしなければといけないと思いました。
今まさにいっぱいいっぱいでその事に気付く事もできませんでした。
気付いて良かったです。
投稿情報: 320 | 2007/12/18 06:47
私が高校時代の友人から「お前は何のために大学進学するんだ?」と質問を受けたことがありました。その時、間髪入れず、「卓球で全国大会へ行くのさ!」とのことだけを目標し強調していた自分がいました。
しかし、進学し大学3年生の頃、もうすぐで卒業を考えた時に、「社会人としての目標」を見失っていたことに気がつき、生涯設計を真剣に前向きが考え始めた時でもありました。
そして「教員への道」と目標を掲げて勉強を開始しましたが、見事に公立校教員採試験に落ちてしまい、一般の会社へ就職となったのです。あの時に真剣に勉強したことは、今思ってもとても身になった時期だったことを感じています。
これからも意識して「何のため」は大切なスタンスと捉え、考えて行動する大切さを持ち続けたいと思う日々です。
投稿情報: ピンポン | 2007/12/12 19:49
「何のため」にということがわからないでやるのと、わかってやるのでは成果が大きく変わってくると思います。わかってやっていると本気でやることができると思います。そして本気でやっていると周りの人も本気になってくれると思います。
菊地さんも先生方に本気になって取り組んでもらうために、何のために3D教育プログラムをやるのか本気で伝えたわけですよね。
投稿情報: 寺田 誠司 | 2007/12/10 22:25