脱北者が韓国で就職できないという。就職できても賃金が低い仕事しかないそうだ。以前、脱北者を採用したことがある経営者によると、「利益とか競争という意味がわからない。言われたことしか出来ない」との弁。仕事が出来ない。使えない。ということだろう。受けた教育、育った環境の影響は大きい。北朝鮮では言われた事を守り、言われたとおりにすることが正しいことであり、言われたとおりにしないと生きていけなかったのであろう。教育の重要さ、環境の大切さを改めて痛感する。
日本でも「イエスマン」がいる。文字通り、何でも「ハイ、ハイ」言う人。上役などの言いなりになる人だ。自分の価値基準をもっておらず常に相手の価値基準に合わせてしまう。言うとおりに動くわけだから上司にとっても使いやすい存在だっただろう。しかし、変化がめまぐるしい今の時代では上司にとっても困る存在である。言われたことはするがそれ以外はしない、出来ない。提案しない。改善しない。チャレンジしない。進言しない。そこには何も新しいものが生まれない。成長は望めない。そんな人間ばかりいたら企業の将来もない。自分の価値基準をもっていない人は永久に仕事が出来るようにならないだろう。それは、すべての事柄を他人に頼らなければ判断できないからである。受けた教育、育った環境の影響だ。まず、本人が「変わる!」と、決めることである。時間はかかるが過去の行動パターンを変えることだ。勇気を持って努力し続けて欲しい。
小さい頃から親が子どもを抑えつけてしまうと、子どもは親の目を気にしすぎてしまい自分の意見を言えなくなってしまう。そんな行動が習慣化されてしまったら将来の「イエスマン予備軍」を育てる結果を招くであろう。教えることと抑えることは全く違う。
親が子どもの意見をきちんと聞かなければ子どもに教えることは出来ない。
親子のコミュニケーションで子どもの将来が決まる。お父さん、お母さん、お互い子どもの意見をよく聞きましょう。
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「はい!」と心地良い返事は聞いていても気分がいいもの。
でも、適当なその場しのぎの「はい!はい!」ではイエスマンになってしまう。
会話一つ一つ、相手の気持ちになる事でしっかりとしたコミュニケーションがとれるのだと思います。
「イエスマン」には絶対になりたくありませんが、はっきり言い過ぎてしまう事にも気をつけたいと思います(私・・・)
投稿情報: こづ | 2007/12/22 13:40
主張がない。意見がない。考えがない。意欲がない。惰性で生きている。諦めている。現状維持。保守的。などがイエスマンの意味のような気がします。
中耳炎ではありませんが耳が痛いです。
意欲がある。責任感がある。前向きな考え。向上心がある。諦めない。そういった人が周りに一人でもいたらイエスマンの人もきっと変わっていけるし変えていけるのだと思います。
やはり環境は大事です。
環境を変えようと思う本気の人が大事だと感じます。
よ~しっ!自分の中のイエスマンにノーマンで対抗するぞ!?
投稿情報: 320 | 2007/12/18 20:26
生きて育った環境は本当に大きいと感じます。子どもは「白いキャンバス」に色染めた分、将来発揮しようと思っている。
その子の人生観なり個性の源は、やはり家庭の影響は相当な証。
現在の親(自分も含む)の大半は、どうやら「学校」という依頼先に全てを託している状況にも見えます。多分、他の人もそう思っている人もいることでしょう。
せめて自分の子どもの「しつけ」「マナー」といった基本姿勢だけでも、家庭で「親子の時間」を確保しなければきっとその先々のお孫さんは将来、社会に通用しないDNAを引き継ぐ可能性があるやもしれません。
経済至上主義が産んだ負債総額は、かなりの額?私は今、2歳の長女と「折り紙」の時間を必ずつくり、自然体で会話するように心がけています。
投稿情報: ピンポン | 2007/12/13 20:31
赤福、吉兆、ミートホープ社など最近の不祥事事件の企業は上からの指示に従うイエスマンしかいないから起きたのではないでしょうか。もちろん従業員が意見するとクビになるから仕方ないと思いますが、毎週のようにそういう事件があると日本の企業の半分以上はイエスマンでないといけない企業だと思います。すべて大人の責任ですね。大人自身がかわらなければ子供もイエスマンになりますね。
投稿情報: 寺田 誠司 | 2007/12/10 22:42