再検査の結果「あと1週間はゆっくりするように」と言われた。18日は仕事の予定が入っていることを伝えると、「ゆっくりですよ」と念を押された。
年明け最初の仕事は駒場学園高等学校。進路指導主任の鴇田先生はバイタリティーに溢れる行動力と冷静な判断力を兼ね備えた優秀な人材である。もう4年間お世話になっている。体調のこともあってKA教育の安部君を連れて行った。久しぶりの外出はワクワクドキドキだ。電車に乗れることがこんなに楽しいものか。子どもに戻ったような気分だ。仕事が出来るって素晴らしい。
鴇田先生はお忙しい中お時間を割いて待っていてくれた。「お身体大丈夫ですか」。ご心配頂き本当にありがたい。新年度のカリキュラムの件、使用教材の件、日程の件、現状の問題点や生徒の状況等多岐に渡って懇談した。貴重なお話も伺うことが出来た。印象的な言葉があった。「最近の生徒は今のことしか考えない」。進路の責任者として日々のご苦労が伝わる。今のことしか考えない生徒を2年後、1年後の目標に向かわせるのは並大抵のことではないだろう。
ちょっと前、何かの記事で目にしたことを思い出した。「努力しない子どもが増えているという。原因は親の影響。バブルがはじけてから、努力しても給料が上がらず、生活も良くならない。半分諦めている人が増えた。そんな人は今だけ楽しむ」と。そんな親を見ていたら子どもも努力しなくなるのは当然だ。「やってもやっても良くならない。だからやらない」では、あまりにも寂しい。
成功する人は「目標が達成するまでやり続けることが出来る人」だ。一度しかない人生、夢に向かって生きて欲しい。そして、夢が実現できるまで努力し続けて欲しい。「みんな頑張れ」。今年も子ども達に呼びかけ続けたい。
============過去の記事はココから============
今のことしか考えていない。
何も考えていない。
諦めている。
でも最初から諦めてはいなかったはずです。
夢や目標を持っていたのだと思います。
そうなってしまたのには環境や現実とのギャップなど理由は様々あったかと思います。
周りの人が一緒に悩んで考えながら励まして行くことが出来ればきっと時間が掛かったとしても必ず善く変わっていけると思います。
どう励ますのかは非常に難しいところではありますが。
そして現実そうやって励ます側の人達も、同じように励ましが必要だとも思います。
立場上、励ます一方の人もいるかと思いますが、お互いに励まし合うことが大事で必要だと思いました。
投稿情報: 320 | 2008/01/22 21:59
焦りは禁物です。体調管理には、十分に気を付け頂きたいと思います。
鴇田先生との会話から、生徒の現状を伺い大変にショックです。「今のことしか考えない」。
なんとも現場の先生たちの大変さが伝わってきました。
大人の社会が大きな影響を与えてしまっている事実。
「成功した喜び」「達成感」などは、最後まで、継続し抜いた人だけが得られる王冠です。
「我慢」「集中力」などは、簡単に体得出来るものではありません。時間を要して、忍んで身につける極意。現在の学校教育に大変重要と痛感します。
努力と執念の結晶として、「夢」を得てほしいと駒場学園高等学校の鴇田先生と先生方へ応援のエールを送りたいと思います。
フレー!フレー!駒場学園高等学校!
投稿情報: ピンポン | 2008/01/22 20:46
確かにバブルが弾けてからどんなにがんばっても給料が増えない世の中になったと思います。経営者がいけないと思いますが、それよりももっといけないのがそういう会社で働く社員である私も含めた大人だと思います。一生懸命やっても給料が増えないため、夢を失った大人の姿を見た子供たちに「夢を持ちなさい。夢は努力すれば叶います」と言っても通じないとと思います。私を含めた大人が、どんなに叶わない夢でもあきらめずに努力している姿を示さなくては子供に通じないと思います。今から私も夢に向かって努力してる姿を示して行きます。
投稿情報: 寺田 誠司 | 2008/01/21 23:17