教材開発に当たって、「地球温暖化問題」を勉強した。地球温暖化は人間の産業活動に伴って排出された温室効果ガス(水蒸気、オゾン、二酸化炭素など)が主因となって引き起こされている。結局、人間の暮らしが温暖化の原因であるということだ。
ある報告書によると、平均気温の上昇が2~3度以上になると、世界的に経済的損失が発生するという。今世紀末の地球の平均温度は20世紀末より最大で6.4度、平均海面水位は最大59センチ上昇し、移住を迫られる「気象難民」が2億人に達すると予測されている。オセアニアの島国ツバルでは、すでに集団移住が計画されているそうだ。
また、別の報告書によれば、1度の上昇で5000万人が水不足に悩み、2度以内の上昇でアフリカの農作物の収穫量が5~10%落ちる。5度の上昇で、東京やニューヨークなどの主要都市で海面上昇による水害の恐れがあると警告している。
日本への影響では、サンマなどの漁場が経済水域外まで北上。米の収穫量も減少。海面が1メートル上昇すると、全国の砂浜の90%が消失する。東アジアでは今世紀末に平均気温が3.3度上昇すると予測。フランスを熱波が襲った2003年度の夏は欧州の平均気温が3.8度上がり、5万人以上が亡くなっている。地球温暖化は他人事ではない。
1997年、京都議定書により温室効果ガスの総排出量を削減することが取り決められた。しかし、世界で最も二酸化炭素を排出しているアメリカは自国の理由で離脱。排出量2位の中国や5位のインドは削減義務を負っていない。日本を含む先進国だけに削減を押し付けようとしているのであろうか。
ケニアに「土地は子孫から預かっているものだ」という言葉がある。日本では親から貰ったとか先祖から受け継いだという考え方が一般的だと思う。「地球は子孫から預かっている大切なもの」と捉え、全地球市民が協力しなければいけない。
「自分(自国)さえ良ければ」が地球を滅ぼす。今こそ、エゴからエコへと呼びかけたい。
============過去の記事はココから============
なぜアメリカ、中国、インドは環境問題を無視するのか。自分が生きている時は関係ないと考えているからでしょうか。このまま行くとほんとに地球に住めなくなる時代が来ると思います。今こそ日本が先頭になってやる時だと思います。そうしなければ、現実に宇宙戦艦ヤマトのアニメのように本当にイスカンダル星を捜さないといけなくなります。今日本が世界へ環境問題を発信する時だと思います。私も環境問題に協力していきたいと思います。
投稿情報: 寺田 誠司 | 2008/02/29 21:40
物質的に豊かになった我々の生活には、大変大きな負の遺産を残してしまっている。
資本主義社会に生かされている以上、世界の主流であるイデオロギーを改革しなければ、変化しない。モノをつくりしなければ、中国などの上り調子の国の国民は、困窮してしまう。
モノをつくり、古くなった不要なものは、リサイクルし、再商品となる環境システムをどの企業も義務化へシフトせねば同じ現象と思います。
国家であれば、それぞれの指導者が責任をもって、勇気ある行動を示し、また指導して国民に明るい兆しを与えてほしいと願います。
投稿情報: ピンポン | 2008/02/29 21:30
環境問題を調べると本当に洒落にならない現状。
でもその現状が伝わってないのか、他人事なのか、自分さえ良ければいいのか、
とても深刻に捉えている人が少ないように感じる。
しかし私もそのうちの一人。
世界の人がチョットのエコを心掛け、やり続けることによって地球の環境を守っていけるはず。
身近にできるエコと言ったら節電。節水。リサイクル。などなど結構あるはず。
先ず自分の身近なエコからコツコツ始めないと手遅れに・・・・。ヤバイ。
投稿情報: 320 | 2008/02/28 00:36
「地球温暖化・エコ・環境問題」
どうして今、とても問題になっているのに、4月からごみの収集規定がかわるのか?今まで、「不燃」で出していたものが、ほとんど「可燃ゴミ」の分別になる。なぜだ・・・????
なぜだ??
何がどう改善されてそうなったのかを知りたい。このままではゴミを出せませんよ・・・。本当にエコへ向かって地球はうごいているのですか????
投稿情報: こづ | 2008/02/27 18:48
地球温暖化に関するサイト「地球からの警鐘」(http://nng.nikkeibp.co.jp/nng/index.shtml)
を見ました。
地球上の各地における温暖化による被害の実態を見るに、同じ地球に住む一人として危機感を覚えました。
では、一体何が自分にできるのか。
「千里の道も一歩から」
まずは自分の生活の中からできることを探し、実行してみようと思います。
昨今は、企業においても環境活動への積極的な取り組みが見られます。そうした企業は、自らの企業価値を高め、社会からの評価の向上へとつながります。
人間としての価値―。これも同じく、地球や人間に優しいという考え方、行動の中に生じていくものではないでしょうか?
自分のエゴグラムの改善と共に、
“エコグラム”も改善していこうと思います。
投稿情報: tak | 2008/02/27 15:02