ご近所に住むYさんのお通夜に家内と二人で伺った。享年89歳。時代も時代だが、若い頃から大変ご苦労されたと伺った。Yさんが入院中、奥さん(83歳)が「お父さんが、病院で、今度生まれてきてもお母さんと結婚するよ。愛しているよ。って言うんだよ」の話には心から感動した。お二人の幸せの日々が脳裏に浮かぶ。
「お父さんの顔を見ていってください」。無意識のうちに涙が出てきた。「Yさん」って呼びかけると、今にも目を開けるような安らかな表情であった。きれいなピンクかかった顔つやであった。
「ぜんぜん苦しまず、スッーと逝ってしまった」。奥さんは笑顔を見せながら語った。また、病室で、私たち夫婦のことを心配されていたことも伺った。もったいないことだ。有り難いことだ。Yさんの人間の大きさがわかる。
初めてお会いしたとき、Yさんの風貌、風格の凄さを感じた。凄い人なんだろうな。凄い生き方をされてきた人なんだろうなと感じてきた。
人の生命はいつかは終わる。
親も、家内も、子ども達も、親戚も、友人も、社員も、そして自分も。
そして、それが「いつ」なのか誰もわからない。
縁あって出会うことが出来た人たちと一緒に今を大切に生きていきたい。
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Yさんは89年の人生すべてを全うされ、最後には一番お世話になった奥様に「愛してるよ」という最高の言葉で感謝され本当にすばらしい人ですね。私もYさんのような人になりたい。
しかし前回のYさんのブログの返信で私は妻に「愛してるよ」と言えるようにしたいと書き込みましたが、実はいまだに出来てません。まずそこからがんばります。
投稿情報: 寺田 誠司 | 2008/05/15 06:15
Yさんは本当に充実した一生を送られたのではないでしょうか。
Yさんのように、人の心に何かを残せるような人生を歩めたら素敵だと思います。
平凡であっても、自分の眼に映る人達のために、一緒にいる時間を大切にしながら自分らしく年輪を重ねていきたいと考えています。
投稿情報: ダンテ | 2008/05/10 07:42
私の尊敬した叔父も昨年末に他界しました。
周りの関係者からも大変に人望も厚く、甥っ子である私を自分の子供かのように愛情を頂きました。
小学校から大学進学まで、いつも応援して頂きました。特に自分が大学受験で失敗し落ち込んでいた時などは、お酒の代わりに、わざわざ「牛乳」を差し出し、「一杯飲め!」と多くは語らず、ひたすら激励の言葉に涙したことを思い出します。
本当に一生とは束の間の出来事かもしれません。この大切な人生を私も悔いなく生涯を終えたいと実感します。
先人へ感謝の思いを込めて。
投稿情報: ピンポン | 2008/05/09 23:09
初めまして、僕もブログを運営していて今少し行き詰った状態なので今後の参考の為に記事を拝見させて頂きました。自分も教育には以前から興味があり、今こうしてサイトを拝見させて頂いて大変参考になりました。ランキングの応援致しますねwもし良かったら今度僕が運営するブログにもぜひ遊びに来て下さい、よろしくお願いします。
投稿情報: アメリカ留学 | 2008/05/07 22:21