順天中学高等学校の片倉敦教頭先生と妻(マリ子)と3人で会食した。片倉先生には「KA教育3D研究会」の会長としても大変ご尽力頂いている。
起業して間もない頃、飛び込みで営業した。今でこそ多くの先生方からご紹介を頂いて、事前にアポを取ってお伺いするが、当時は知り合いもなく、東京中を一校一校、端から飛び込んで営業した。パンフレットもない。運転資金もない。実績なんかあるはずがない。社員もいない。事務所もない。たった一人だけ。応援してくれるのは妻のマリ子だけであった。
朝早くから必死になって学校を訪問した。本気になってプログラムの導入を提案した。採用どころかまともに話を聞いて頂けないときもあった。受付で断られることもあった。応接室で20分待たされてやっと先生にお会いできたと思ったら「忙しいから帰って下さい」と迷惑そうに言われた事もあった。社会の厳しさ、生きることの大変さを心底味わった。
そんな時、順天学園の片倉先生に巡り会った。話を真剣に聴いて頂けたことが本当に嬉しかった。二度目に伺ったとき、片倉先生は長塚校長先生を引っ張って応接室に入って来られた。とても気さくな校長先生であった。片倉先生はKA教育のプログラムを採用することを校長先生に進言された。心底嬉しかった。諸天善神に見えた。採用が決定したとき涙が溢れた。「やれば出来る」を確信した。今でも忘れられない。KA教育の「3D教育プログラム」が初めて教育現場で採用された瞬間であった。
あれから9年。片倉先生ご夫妻(奥様は順子さん)には公私に渡ってお世話になっている。いろいろと教えて頂ける。本当に有難い。会食後、別れ際、片倉先生から「菊地さんが成長すると私も嬉しい。これからも応援します。身体に気をつけて頑張って下さい」と言って頂いた。人の喜びを自分のことに思える人は素晴らしい。真の人間教育に携われている人は一味違う。
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人の苦労を理解出きる方とは、やはりご自身もご苦労が多いからこそ
行動や言葉となって発信されていることと思います。
また、今日まで深き信頼関係と絆が、保たれていることは素晴らしい
出会い(縁)としか言い様がありません。
人を動かすも勇気づけるも心のこもった「ひと言」で救われる瞬間が
あると思います。
日々、自分のキャパが一杯になってしまいがちを少しでも広げる
努力をしようと思います。
投稿情報: ピンポン | 2009/01/10 13:04
人の事を自分の事の様に思い喜べる人の人生は素晴らしいと思う。
自分の事で精一杯な時でも一緒に悩んだり、苦しんだりする。
そういった時でも相手の事を思える人は凄いと思う。
投稿情報: 320 | 2009/01/05 14:53
人の何気ない一言で、人は本当に感動できるのだと思いました。別れ際の一言は何気ない一言かもしれないが、大切なことだと感じました。
そんな心遣いのできる人に私もなりたいと思います。
投稿情報: aya | 2009/01/01 13:36