東京都市民講師を任命されて早7年。毎年6月と12月に都立高校で「キャリア演習」の授業を担当している。「自分の長所を理解して社会の中で活用すること」と、「今、社会で一番必要とされているコミュニケーション能力を身につけること」を目的とした授業である。
教材はKA教育の「グループ・コミュニケーション」。今回は「卒業後の人生を展望する」を行った。本来はテーマについて各人が自分の考えをまとめ、グループで話し合い、リーダーが前に出て来て発表するという流れで行うが、全員に前に出て来て発表して欲しいので、グループでの話し合いは省略した。その代わり、発表者は元気よく発表すること。聴く側は相手の立場になって真剣に聴き、発表前と発表後は「頑張れよ」、「よくやった」の気持ちを込めて拍手をすることを促した。
「どのような生き方をしたいですか」の問いに、「生活を楽しむこと」、「まじめに自分なりの努力をすること」、「明るい家庭を作ること」の答えが多かった。「どんな職業に就きたいか」の問いのあとで、「その職業を選択する理由は何ですか」の問いには、「個性を生かせる」、「能力を生かせる」、「歳をとっても続けられる」、「結婚しても続けられる」など現実的な回答が目立ち、彼らなりにきちんと将来を考えていることが伺えた。自分の考えを人前で発表することは勇気がいる。が、彼らの発表は元気が良く爽やかであった。しかし中には、「まだ本気になって考えられない」、「夢や目標がない」など、申し訳なさそうに応える生徒もいた。焦らなくてもいいが、早く夢を見つけて欲しい。
「うちの親は『どうせ頑張ってもなるようにしかならない』とか『今が楽しければそれでいい』などと、自分の前で話す時がある」と、ある生徒から伺った。
親の何気ない一言が子どもに大きな影響を及ぼす。厳しい世の中だからこそ子どもに「生きる力」をつけさせたい。
「出来る、大丈夫、大成功」。
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親の何気ない一言を子供は真剣にとらえているときがある。親も正直にいることが第一だと思った。子供の将来についていくら考えても、最後子供自身で切り開いていくのだと思う。だからその為の最低限のことを精一杯やっていこうと思いました。
投稿情報: aya | 2008/12/21 23:43
子どもの未来は子どもが決める。
今も昔も大変に教育(学力)に熱心な保護者を見てきた。
以前、学習塾のある教室の責任者の時に、入塾を希望者の本人と親を
面接をさせて頂いたことがあります。
子どもも色々。親も色々。学ぶことは、大変に重要。ただ、残念な場面を見た瞬間があった。
親が「今度の定期考査で点数が下がったら、○○を止めさせるね!」と子どもが
唯一楽しみにしているものまで、引き離そうとした言葉に私自身、肩の力が抜けたように憶えています。
本来、子どもには将来のアジャストがあるにも関わらず、様々な子どもたちの
行動の中で少しずつ少なくなっているように映る。親子ゆえの会話かもしれない。
でも、一つひとつのエールは「愛情」があった方が良いと思った。
投稿情報: ピンポン | 2008/12/18 17:47
いつまでも、夢を持ち続けていたい。
そういった生き方をしたい。
夢や希望を持てない人には持てる様に励ましたりする事が出来きる生き方をしたい。
投稿情報: 320 | 2008/12/17 18:03
Karuna様コメントありがとうございます。また先日はわざわざ家まで来て頂き大変ありがとうございました。妻のよい誕生日となりました。今後のご活躍をお祈りいたします。
投稿情報: KA | 2008/12/16 12:41
Karuna様コメントありがとうございました。また、先日はわざわざ家まで来て頂いて本当にありがとうございました。家内のよい誕生日となりました。今後のご活躍をお祈りいたします。
投稿情報: KA | 2008/12/16 12:36