「どうすれば生徒のやる気を高めることが出来るのか」。学校に伺うとよく聞かれる。夢や目標がない生徒が増えている。残念だ。そんな子どもたちを何とか頑張らせたいと願う教育現場の先生方の切実な悩みであろう。
特効薬は何もない。学校によっても環境が異なる。育ってきた家庭環境も違う。生徒によってコミュニケーションの仕方、関わり方が違う。10人いたら10通りの関わり方がある。ひとつしか引き出しを持っていない先生は苦労するであろう。
大原時代、私が実践してきたことは3つある。
時間を守る。挨拶をする。そうじをする。「この3点を実践すれば絶対受かる」と豪語した。「守れない人はこの教室に来なくても構わない」とまで言った。。随分と手厳しい。
入学当初 、半信半疑だった生徒も約束を守る努力をした。約束を守るという行為、姿勢を褒めた。思いっきり褒めた。褒められることに慣れていない彼らも、褒められると嬉しいという表情を見せるようになった。出来ない生徒が少しずつ減ってきて、1週間も経たないうちにみな出来るようになってきた。時間を守る、挨拶をする、そうじをするが、当たり前に出来るようになってくると生徒の顔つきが変わる。教室の雰囲気が変わる。そんな教室からは合格者が、目標達成者が、夢の実現者が大勢出る。
「基本的な生活習慣が身に付くと学力もアップする」。18年間の大原時代に体験した。
どうすれば生徒がやる気になるのか。結局は生徒自身が変わるしかない。成長するしかない。それを応援するのが、親や先生や周りのおとなだ。いつまでも子どもたちを応援し続けていきたい。
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生活上、基本になることは幼少期から身に着けることは重要。
また、人間社会でも重要な「思いやり」や「あいさつ」も生きていく以上、大切な行為。
社会は決して、「一人相撲」では通用しない。相手あっての自分に感謝。
投稿情報: ピンポン | 2009/08/14 11:02
挨拶など、当たり前の事が出来ないと他の事も上手くいかないのは当然なのかもしれない。
勉強が出来たとしても挨拶が出来なければ社会では成功出来ないと思う。
やはり基本である生活習慣が全ての成功に繋がっているという事なんですね。
投稿情報: 320 | 2009/08/12 18:26